令和6年度　避難所開設訓練

昨日、長倉小学校にて、上記訓練が開催されました。この訓練は、民間会社による訓練です。講師は元自衛隊員として、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、令和元年房総半島台風など多くの災害支援に関わった方です。現場で感じた、避難者による避難所開設の重要性を訓練メニューとして、資料と講義を提供いただきました。この訓練は、昨秋、さかえ小学校で開催された市の防災訓練(毎年地域輪番)で始めて取り入れられ、今回は市内で2回目として長倉地区を対象に開催されたものです。

訓練は、大規模災害の発生した際、円滑な避難所開設および運営を行うための知識や方法の習得が目的で、住民の方々が中心となって避難所開設を実施することを想定した手順書に添って3時間半に亘る訓練です。今回は長倉地区の皆さんがグループに分かれて長倉小学校の地図を下に机上訓練され、私たち地域外の参加者はそれを聴講・見学するというスタイルで進行されました。

避難所開設までのいろいろな段階での手順をとても明確かつ簡潔に指導いただきました。担当課によると、この訓練は来年度も他地域で展開を予定しているとのこと。避難生活が円滑にスタートするか否かは、地域の協力者の初動にかかっています。

♥講義の中で印象的だったのは、現在、埼玉県では在宅避難を奨励しているということです。何かあれば"避難所に避難"ではなく。もちろん、避難所が必要な方に我慢を強いるような運営はなりませんが、生活環境が多様になっている現在、できるだけ在宅避難を可能にできるよう私たちも備えることが一方で重要だと感じた次第です。訓練開催のご案内がありましたら、是非、積極的にご参加下さい。