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12月4日@北公民館 文教厚生常任委員長として参加してきました
日にちが前後して申し訳ございません。
先日の日曜日、幸手市教育委員会、幸手市人権教育推進協議会共催の市内小中学生の人権作文発表会があり文教厚生常任委員長としてお招きに預かり参加してきました。
皆さまは人権というとどんなことが思い浮かびますか?人権が守られていないと感じる時はありますか?
多くの場合、当然ですが、差別的な扱いを受けるのは社会的「マイノリティ」です。マイノリティとは少数派という意味です。歴史を遡れば、日本では特に、同質性や均一性が求められる風習や因習が蔓延る統治が行われてきました。もちろん、世界でもいろいろな迫害の歴史は繰り返されており、今でも民族紛争などとして世界を不安定にしています。
差別の根源は何か。恐らく、自分を脅かす脅威(他者の能力)に対する自己保身と想像力の欠如。私はそう考えます。人の能力とは、人それぞれに天から与えられたギフトです。人それぞれに与えられた能力に優劣はなく、あるのは多様性です。そして、如何にその人らしくその能力を発揮するか。もちろん、そこに一定の公共精神は必要ですが、その基盤に立ち、共に関わる人の想像力と相手を思いやる気持ちがあれば、差別や偏見よりも寄り添いが生まれる。私はそう信じますが皆さまはいかがでしょう。
さて、先日の人権作文発表会で登壇された市内小中学生の皆さんは、どの発表も身近な人権をわが身に引き寄せ、私ごととして見つめる素晴らしいものでした。特に印象的だったのは「言葉」について思考し問いかける作品が多かったことです。
家族との間で、友だちとの間で…、小さなすれ違いにも心を震わせながら、子どもたちは成長しています。子どもたちの一日、一時間、一分、一秒の何と大切なことか。
私たち大人も言葉を大切にしなければいけませんね。何げない言葉が人を傷つけることがある。そんなことに畏れと想像力を持って。私たち大人が子どもたちに恥じない言葉を使っていきたいと、改めて感じた次第です。
♥子どもたちからパワーやエネルギーをもらった充実したひと時でした。また、当日ご講演下さった講師の方は全盲の柔道家でパラリンピックの覇者でもある牛窪道場館長 牛窪多喜男氏でした。木村市長が著作と出会い、その生き方に感銘を受け、今回の講演に繋がったということ。人と人のネットワークが繋がった結果の講演でした。
♥♥さて、幸手市のホームページには令和元年に埼葛地区18市町が合同で行った人権に関するアンケート調査の結果報告が載っています。リンクしておきますのでご関心のある方は是非、ご一読いただけましたら。
♥♥♥幸手市のみならず、今後の身近な問題として、例えば、教育関係では、中高生の制服などもこれまでの性別を超えた仕様の採用などへの早期対応が求められているようです。更衣室やトイレなどのあり方も考えていかなければなりません。初めから否定するのではなく、まずは"知る“ことからですね。このリンクを、思考の窓口としていただければ幸いです。よろしくお願いします。
https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/jinkensuishin/7945.html