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局地的には阪神大地震と同規模の揺れが
昨日午前8時前、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生し、大阪市、高槻市など5市で震度6弱が観測され、4人の方が亡くなり、交通機関の運休や断水、停電など大きな影響がでています。亡くなられた方のご冥福、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
私も昨朝、ケータイの緊急地震速報がけたたましく鳴り、その後、間髪を入れずに地震を体感しました。
地震には直下型(活断層型地震)と海溝型地震の2種類あるとされていますが、今回の大阪北部地震は直下型で、近年では95年阪神大震災、2004年新潟県・中越沖地震、07年新潟県・中越沖地震、16年熊本地震などが直下型とされています。
震源付近には3つの活断層が集まり、どの断層が動いたかは今後の検証とされていますが、比較的浅い場所が震源だったことから、局地的に大きな揺れが発生。局所的には阪神大震災の神戸市とほぼ同規模に揺れであったということです。また、専門家からは「地震発生地域は地盤が強くなく、揺れが大きかったのはその影響ではないか」との推測も。
幸手市のHP、危機管理防災課のページに「地震ハザードマップ」「洪水ハザードマップ」が掲載されています。改めて、「幸手市地震ハザードマップ」を確認してみました。幸手市が地震ハザードマップで想定するのは、茨城県南部地震です。これは海溝型地震で、埼玉県が平成24・25年度に行った「埼玉県地震被害想定調査」における5つの想定地震(東京湾北部、元禄型関東、茨城県南部、関東平野北西縁断層帯、立川断層帯)のうち、幸手市への影響が大きいとして、この地震を想定してハザードマップが作成されています。
※茨城県南部地震
プレート境界で発生する地震。マグニチュード7.3の場合、
幸手市における最大震度は6強を想定
※震度6強とは
人間…経っていることが困難になる
屋内の状況…固定していない重い家具の多くが移動・転倒する。
開かなくなるドアが多い。
屋外の状況…かなりの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、
落下する。
※液状化可能性
幸手市のほぼ全域で可能性が高い。
※ヘリポート
現在、市内ではひばりヶ丘総合グラウンドが指定されています。
また、今後は権現堂公園が指定されることになっています。
今回、専門家が指摘する「地震発生地域は地盤が強くない」ということについて。上記でも記載いたしましたが、幸手市も市域全域が液状化の可能性があるなど、地盤の弱さでは同じとも言えます。
ハザードマップには、様々な防災情報が掲載されていますので、是非、再確認願います。また、今回の地震ではSNSなどを通していくつかデマ情報が投稿されたことが問題となっているようです。非常事態では、明らかなデマ情報だけでなく、善意も含め、いろいろな情報が錯そうすることが考えられます。情報に振り回されることのないよう気を付けましょう。
また、今回も電車が不通となり多くの方が徒歩での帰宅を余儀なくされ、また、赤ちゃんを連れて避難所に避難された方、断水で給水を受ける方もおられたようですが、皆さん冷静に行動されていましたね。ただ、訪日外国人の方の中には初めて地震を体験して不安だったという方や、英語でのアナウンスが欲しいなどの声もあったようです。
どのような事態にも助け合い、冷静沈着な行動がとれるのが日本人の定評です。お互い、そのような行動を心がけて参りましょう。