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議会は最終日を残すのみ
6月議会は専決処分(歳入欠陥が生じないよう、予算の款・項において、歳入が予算を下回るものを減額補正する)や人事案件(農業委員の選出)などが多かったものの、委員会に付託される議案数は少なく、私が所属する建設経済常任委員会では議案なし。1件の請願『独立行政法人都市再生機構法第25条第4項「家賃の減免」実施と居住者合意の「団地別整備方針書」策定に関する意見書提出を求める件』のみを審議いたしました。
請願は国民の権利であり、以下に概略をお伝えいたします。
この請願は、地元自治会長が請願者で、全国的にURに居住する年金世帯において家賃負担が重くなっていることから、機構法に定められた「既定の家賃の支払いが困難なものには減免することができる」との条項を空文化することなく実施してほしいというものです。また、「団地別整備方針書」の策定に住民、市を含めた話し合いと三者合意を得ることを求めています。埼玉県では、UR団地のある上尾市や北本市などで採択されているということ。
さて、URでは、全国で「団地別整備方針」の2018年度まで策定が進められています。2018年度までにということですから、すでに決まっているのかも知れませんし、私が3年前くらいでしょうか、URに今後の栄団地の在り方について調査・聞き取りをいたした時には、すでに栄団地については「一部集約」という方向性が示されておりました。
幸手団地は現在高齢化が進展し、子育て世代の入居も少なくなっています。「住む」というのは「食べる」と同等の生活の基盤であり、年金の中から支払う家賃の比重については何らかの減免措置が必要な方もおられるのではないかとお察しするものです。
そのようなことから、私は請願の趣旨採択は妥当と判断しました。最終日、本会議で意見書が採択されれば、国やURに対して意見書が提出されることになります。
♥一般質問については、3つの項目について質疑応答をいたしましたが、その内容は今、要約作業をしておりますので、後日、お伝えしたいと思います。22日は最終日です。