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埼玉県第4区議長会議員研修会@吉川市
昨日は上記研修会で吉川市に。埼玉県第4区というのは、越谷市、春日部市、久喜市、三郷市、加須市、八潮市、、吉川市、蓮田市、羽生市、幸手市の12市で構成する議会の集まりで、毎年1回、議長会が企画する研修会を実施しています。
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演題
市民は何を望むか?
~ニーズの把握と連携の可能性~
講師 谷口尚子(慶応義塾大学大学院システムデザイン・
マネジメント研究科准教授)
今回の研修のために講師によって行われた12市アンケート調査の結果を少しご紹介します。アンケートは、インターネット調査(匿名・モニターから回答募集)方式で、回答者属性(年齢・性別・家族構成・居住市・居住年数・居住形態・世帯構成人数)、居住市愛着度、地域活動参加度・意欲・市のウェブサイトに関する評価などに12市の成人男女652人(各市約50名強)が回答。
回答者プロフィール
・男性68% 女性32%
・年代 30~40代40% 50~60台44% ほか
・居住形態 購入した戸建て69% ほか
・居住年数 10年以上30未満30%
30年以上50年未満27% ほか
居住市への愛着
とても満足している10% まあ満足している66%
一生住み続けたい23% それなりに住み続けたい57%
私が注目するのは「市民の個性」という項目です。多くの項目が構成12市を総体的に捉えていた中で、唯一、この項目だけは各市の数値がランキング形式でまとめられています(行田市が生田市となっているのは誤表記で講師から謝罪と訂正あり)![]()
市民の個性
・「住みごこちが良い」 越谷市 吉川市 加須市 白岡市
・「これからも住みたい」 行田市 加須市 越谷市 吉川市
・地域活動意欲が高い 春日部市 行田市 三郷市
・市のウェブサイト評価高い 羽生市 八潮市 久喜市
・市への総合評価が高い 行田市 吉川市 春日部市
おや、幸手市がないよ。そうなんです。「市民の個性」の上位ランキングに幸手市と蓮田市の姿が見えません。講師曰く、各市の数値に大差はなかったということでありますが、しかし、1つくらいはランク・インされたかったですね。愛着の視座として、「あなたのまちに誇れる魅力はありますか?」と聞かれたら「権現堂のさくら」を思い浮かべて「ある」と評価する方が多かったかもしれませんが上記設問ではほかの市に完敗です。なぜなのでしょうか?
最後に。面白い資料が紹介されていましたのでご紹介します(少々見にくいですが、画面の上でクリックすると拡大できます)。これからの民主主義では、政策における住民の参画が増々重要視されていく傾向にありますが、今、日本においては、どんな情報媒体を情報源とするかで、有権者の評価が大きく変わってくるという現状。若者と年配者の情報源の違いがくっきりですね。
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