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埼玉東部消防組合行政視察@新潟市

2025.11.26

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11.6~7タイムリーな行政視察となりました

今、私は埼玉東部消防組合議会議員を拝命しています。当組合は毎年秋のこの時期に行政視察を行っていますが、今年度は今、稼働再開で揺れる東京電力柏崎刈羽原子力発電所、新潟市消防局、小千谷災害ミュージアムへ。柏崎原発はタイムリーな視察となりました。少し時期を逸してしまいましたが、備忘録方ご報告です。

新潟市までは高速道路をバスで移動。11月6日頃は沿路の紅葉はまだまだな感じでしたが、新潟市に近くなり山は赤や黄色に。

柏崎原発は講堂での座学の後、専用バスにて原発施設内を回遊。施設では運転(実際には稼働していないのでシュミレーションや訓練に従事)はもちろんのこと、災害対策工事などに6,000人以上の方が働いておられるとのこと。今は新潟県知事の再稼働容認待ちの段階ですが、重層的に取り組まれている災害対策、電源喪失対策に驚きました。また、稼働停止から数年が経ち、技術者への技術の伝承が課題とのことでした。バスからの撮影、職員さんの顔が見える写真は🆖でした。
また、新潟市消防局は屋上のヘリポートの他、消化訓練や水中訓練施設を有する規模の大きな消防署でした。小千谷災害ミュージアムは中越地震の語り部として当時の様子と備えの大事さを伝承されています。
※視察全体をコラージュでと思いましたが、写真が送れません。残念です😢

♥いろいろタイムリーな視察を準備してくださった事務局の皆さんにはお世話さまでした。安全安心のために日本各地でたくさんの方が働いていることに、強い安心感を得る視察となりました。東部消防組合管内では火災や救急事案が増加傾向にあります。私たちも日々の暮らしの中で、災害に備える自助力を高め、また、健康に留意しながら暮らしたいですね。

全国都市問題会議@宇都宮市

2025.10.12

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全国市長会主催 全国都市問題会議に参加

のブログと日にちが前後しますが、先週の9、10日は宇都宮市で開催された上記研修会に議員有志と参加して来ました。

ファイル 2128-1.jpeg今年のお題は「成熟社会の都市のかたち〜コンパクトで持続可能なまちづくり〜」でした。1日目は宇都宮市長、高松市長などの報告のほか、2日目は各界パネリストによるパネルディスカッションを聴講。また、2日目は宇都宮市が誇る交通システム「ライトライン」にも乗車して来ました。宇都宮市は人口40万人規模の都市です。幸手市が同じことはできませんが、幸手市も令和9年1月からの公共交通(案)について検討を重ねている最中であり、佐藤宇都宮市長の熱い報告をお聞きし、いろいろな学びがありました。

♥全国市長会主催の同会議は毎年開催市を持ち回りで開催されています。今年は87回目。何と第1回は昭和2年という歴史ある会議です。戦前の昭和15年、戦中の昭和17年、19年にも開催され、戦後は昭和23年から再開されています。歴代のテーマには日本のまちづくりの抱える問題が垣間見える興味深いものです。どんな時代にもまちづくりの様々な問題が議論されて来たのですね。資料が残っているなら当時の議論を研究してみたいです。
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デジタル社会への構え

2024.08.06

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講座「デジタル社会に生きる子供たち」

昨日は、市役所にて開催された幸手市教育委員会主催の、夏休み期間を利用した上記テーマの講座に参加して来ました。

講師は、幸手市ICT教育専門員の大西先生。会場には市内学校の先生方だけでなく、市外からもICT教育に関係する皆さんがオンラインで参加。参加者が少なかったのが非常に残念でしたが、今後につながる出会いもありました。

ICT機器はこれまでの定規やコンパスとは全く違うレベルで、これまで以上にしっかりと体系化して子どもたちに活用を学ばせなければならない"人生に必須の道具"です。学力テストも受験もデジタル媒体に切り替わります。生成AIやデジタルによって、良くも悪くも政治もコミュニケーションの方法も変わって行くでしょう。

社会の変化を加速するデジタル媒体。学びの環境が日々成長する子どもたちに後してはいけない。子どもたちが希望を持って未来を生きるために何ができるのか。何をしなければならないのか。大人の取り組みの重要性を改めて認識する機会となりました。
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保守系議員研修会

2024.05.21

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保守系埼玉県女性議員研究会に参加

昨日は保守系埼玉県女性県議の呼びかけにより浦和で開催された県内保守系女性市町村議会議員が集まる集まりに参加してきました。

小川町、東松山市、飯能市、入間市、三芳町、さいたま市、和光市、川越市、蕨市、所沢市、朝霞市、熊谷市、越谷市、八潮市、蓮田市、久喜市から22名の女性議員が集まり、埼玉県こども政策課長による政策レク、講演やワークショップで一緒に勉強。講演では、蓮田市の山口京子市長、土屋品子衆院議員を講師として興味深いお話も伺えました。

土屋代議士は現在、復興大臣として3.11大地震で被災した岩手、宮城、福島の復興事業を担当。平成23〜令和4年度までの復興予算は40兆2412億円。うち、31兆9000億円を支出して岩手、宮城のインフラ整備は完了。福島は復興道路(三陸沿岸高規格道路 570km)が開通し、これからは除去汚染土の処理を含め、帰還困難区域の解除に向けた事業が本格スタートだとのことでした。復興予算は国民の皆さまに納めていただく復興税が原資です。国民の皆さまのご理解が本当に有難いと。

ファイル 1998-1.jpegまた、現在国は、福島第一原発のアルプス処理水や廃炉など様々な課題を抱える福島を、“創造的復興の中核拠点"と位置づけ、最先端技術の研究、実装、産業化と若者世代の育成を目指す国家的プロジェクトを推進中。その中枢を担うのが「福島国際研究教育機構」(F-REI エフレイ)です。大臣曰く、「復興」とは、"被災前に元に戻すだけではなく、次の災害に備える"ことだとして、10年構想のこの大プロジェクトに期待してほしいと熱く。また、復興庁は2031年に役目を終え終了となるとのお話しでした。

♥蓮田市長は市議会議員、県議会議員を経て現職を務める"いろいろな視点を持つ"女性市長です。市議時代から私も旧知の方です。土屋大臣は派閥に属せず復興大臣に就任された埼玉県選出のツワモノ女性代議士です。会派に所属せず、遅咲きながらとおっしゃっていましたが、復興庁440人職員の司令塔としての復興大臣就任は長年の信頼あっての抜擢と感じました。国政で、市政で、県内の身近な市町議会で、頑張る女性議員と交流する貴重で有意義な研修会でした。

♥♥ 参加者の中に入間市の議員さんもあり。皆さまもご存じの通り、狭山茶の産地として有名な、幸手市が交流連携協定を締結する自治体です。
https://www.city.satte.lg.jp/soshiki/seisaku/kyotei/9645.html
先日、ある女性週刊誌が全国のお茶産地の新茶特集で入間市のおしゃれな観光場所を紹介していて、観光と視察を兼ね、近日、家人と訪問を予定していたところでした。入間市の議員さんと名刺を交換。当日は役所にいるとのことでしたので市役所に表敬訪問することにしました。"入間観光道中膝栗毛"については後日、ご報告いたしますね。

防災シンポジウム@ソニックシティ

2023.07.11

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関東大震災100年 いま首都圏直下地震への備えについて考える

昨日、上記シンポジウムに、地域の災害ボランティア有志と一緒に行ってきました。以下に内容をまとめます。
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防災シンポジウム
Key Word : 連携・実践・わがこと化

◆今年は、大正12年(1923) 100年目の節目
 ➡️直下地震の切迫化
 準備と想像力が危機管理のカギ

◆関東大震災はマルチハザードだった
被害のほとんどは火災による。
1923.9.1 11:58に発災し、
半日くらいで大きく延焼。

◆日本の「地震火災リスク」はまだまだ高い
都市は安全になっているのか?(100年前との比較)
指標 ①出火②延焼③消防④避難でチェック
①出火率は、低下も出火件数は増加。
②不燃化は、進むもまだまだ密集ゆえ燃える。
③消防は、常備化で強化されるも大地震時には手が回らない。
④避難は、避難路や避難場所のハードは充実も、逃げる力(ソフト)は弱っている。

◆都市の対策①「帰宅困難」問題
震度5強なら都市インフラは壊れないが、
6弱以上だと様々な災害起きる
 ➡️群集事故発生リスクがアップ

群集事故を回避するには、帰宅困難者の半分が帰らない、帰さないための環境整備。
車で迎えに行かない、行かせないための社内整備、滞留場所確保が課題。

◆都市の対策②「広域避難」
3.11東日本大地震では、地域の人口減に拍車。
 これを機に避難した人が避難先で定住。
 ➡️避難地域の人口減少が加速する懸念

♥将来について
人口減少、少子高齢化などで脆弱さは増し、自助、共助、公助が立ち行かなくなる時代が来る。工夫が必要だと。「文明が進めば進むほど天災や暴威による災害がその激烈の度を増すという事実」とどう向き合うか。それは一人ひとりが命を守る判断をするしかないことを改めて認識する機会となりました。一緒に行った有志の皆さんも「とにかく、自衛と、いざという時に『助けて!』と言える関係性も大事だね」と。人と地域のネットワークづくり、地域の関係性づくりをライフワークとして来た私としては、全くその通り、"御意"です。

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