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台風一過 高齢化・老朽化の一幕

2018.08.04

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地域の”あのひと”が思い浮かびますか

 7月28日以来更新が滞り申し訳ございませんでした。実は、台風12号に背中を押されるように1日まで郷里(京都)の実家を訊ねておりました。今回はその時の出来事から。

 今回の台風は、幸手市においては降雨量も比較的多くなく過ぎ去ったと聞いてほっとしていますが、東から西に通りぬけるという異例の経路をたどり、奈良、京都、そして岡山や広島など西日本の広範囲に深い爪痕を残す結果となりました。大阪北部地震、西日本豪雨などに引き続いて被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 さて、台風12号では奈良、京都でも多くの地域で避難勧告が出ました。特に土砂災害などの危険がある地域です。実家付近でも28日から29日にかけてたいへんな雨が暴風と共に降りつけました。夜、一瞬電気が消えてヒヤッとするも、幸いすぐに復旧し停電は回避。しかし、台風一過、夜が明けて外に出てびっくりしたのは、実家の2階の屋根の破風を覆っていた板金が無残にはがれて、以下の写真の状態に。一部は風で飛ばされて庭に落ちていました。中の木の板が相当程度傷んでいたんですね。
ファイル 1075-1.jpg

 夜中に激しい雨音の中、トタンの打ち付ける音がするなあと思っていましたが、まさかこんなになっていたとは。地元の業者や親戚などにいろいろ電話をかけ、幸い、数ヶ月前に屋根の修理を依頼した工務店に連絡がつき、当日のうちに危ないトタンは取り外してもらえました。築50年以上の家ともなると見た目ではわからない傷みが進んでいます。
ファイル 1075-2.jpg 

 今回はたまたま私がいたことで何とか必要な処理ができましたが、高齢の母では対応できません。親戚や身内がそばにいない、ご近所に頼むにも限界はあるなど、様々な条件の中で生活している私たちが、このような問題に直面するケースは今後増えていくことが想定されます。 

 皆さまは「何かのときにはあの人に相談しよう」という方はいらっしゃいますか。身近な家族や親戚を頼れる方はよし。もし、地域に「あのひと」が思い浮かばないという方は是非、いろいろな機会に交流の場にお出かけになってお顔見知りを一人でも二人でも増やされますよう。

 もちろん、私も「あのひと」に加えていただければ幸いです。個人の限界、立場の限界はありますが全力対応して参ります。ご遠慮なくご連絡ください。