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2018.11.19

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市長発言 残念の極み

昨日、ある集会の壇上に上がった市長からこんな発言がありました。「市長はそんな認識?」とがっかりするとともに、随分ご都合主義だなあと。

その発言の主旨は、「幸手市では今年度末に幸手駅が完成する。国交省の補助金が思うより付いたのは地元国会議員のおかげ」というもの。皆さんは何がおかしいか分かりますか?過去にこのブログでも取り上げてきたので、お察し下さる方もおられると思います。

駅舎・自由通路整備事業のおさらいです。この事業は総額28億4500万円。計画ではそのうち国庫補助金が補助対象事業の55%でることを見込んでスタート。この時点ですでに、国の財政の厳しさから、思うように補助金がつかないのではとの懸念があり、私たち会派先進もそれを訴えていましたが、市長はじめ執行部は「出る」と強弁。そして、案の定、事業スタート初年度の補助率は26%に。その後、地元国会議員のご努力あってか、少し補助率は持ち上がった。確かにそこを捉えれば、「思うよりついた」という言い方も嘘ではない。しかし、然りとて補助率は、"当初計画時の見込み"をはるかに下回って推移。補助率が思うように付かないことが二年連続した時点で、財政を心配する市民から「財政力に見合った駅舎を」との請願や陳情で警告が発せられた。会派先進は請願の紹介議員を務めるも、議会は請願を不採択とし、趣旨を顧みることなし。その結果、幸手市の支出は当初見込み以上の負担となって市の財政運営に重くのしかかっているのが現状です。

市長発言は出発点が違うというのが分かりますね。多少、リップサービスもあったのかも知れません。しかし、全体像からみれば都合良く切り取り過ぎる発言でもある。事業とは計画段階から始まっているのです。予算編成の最高責任者として、計画段階で見込み違いをしたことをコロリと忘れている。言わない。大事なことを簡単に忘れられる もしくは言わないご都合主義。無責任さというか、能天気さというか。実にがっかりです。

予算編成の最高責任者の認識がこれでは。今、真最中の来年度予算編成はかなり厳しいとの前評判。このような大事なことを忘れて、「お金がない」を言い訳に市民が求める市民サービスが削られるのでは市民はやり切れない。せめて、予算要望を作成する各部課行政職員には予算調製の責任を自覚して最大限の市民サービス向上に努めていただきたい。