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飯能市で議員研修

2019.01.19

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議会におけるタブレット導入によっての活用法について

過日1月17日、上記を内容とする議員研修(視察)で飯能市に。幸手インターから圏央道で約1時間半。圏央道は引っ切りなしに車、特に大型トラックが行き交い、まさに埼玉県を東西に結ぶ主要道路として大きな効果を発揮していると感じました。

さて、視察先の飯能市について少し。財政規模は一般会計、特別会計を合わせて約480億円.。都心から約50km圏内に位置する人口79,708人、面積193㎢の市です。平成17年に旧名栗村と合併、県内3番目の面積に。市域の76%が森林で、自然資源も豊富です。

この飯能市議会は現在、議員定数が19人。タブレット端末を使った議会のICT化の先進地です。取り組みを始めた背景には、飯能市が環境マネジメントシステム(ISO14001)に取り組んできたことがありました。市のISO活動で、電気使用量削減やごみ排出量削減は概ね達成したが、紙使用量の削減が難しい。そこで、議会でも「情報通信技術(Ict)活用による議会改革の1つとして、紙の削減に取り組むことになったという。

さて、平成24・25年度のペーパーレス化による費用や紙使用量の削減効果は、議員全員協議会の資料、本会議会議録冊子分など約10万枚/年の削減効果と、他にも経費削減や環境負荷の低減など様々な効果が発揮されているということでした。

以下が取り組みの経費です。「自己負担」とは、タブレット端末を全議員に貸与しており、議員が私的に使った分は自己負担として、公費や政務活動費と別に按分して負担しているそうです。

◆費用(議会費) 決算額

⑴導入費用合計 :約346万円
①初期費用 :205万円 ・・・ネットワーク構築、備・消耗品費
②維持費用 :141万円 ・・・通信費(24台)、セキュリティソフト約9万円、
ネットワーク保守委託約11万円(h25年度〜)
⑵1台当たり通信費 : 年額約68,000円、月額約5,700円
⑶費用負担(約68,000円の内訳)
公費 4/6 約 54,300円
政務活動費 1/6 約11,300円 自己負担 1/6 約11,300円
⑷端末機器使用 :実質負担額0円(通信会社キャンペーンにより)

♥さて、飯能市さんでは3.11により環境への意識が高まり、議会へのタブレット端末の導入につながった。更に議会が同じ先進地の神奈川県逗子市さんと民間通信会社と共同でソフト開発をするなど、これも先進的。先立ちできる議員さんがいたというのも大きい。また、平成24年6月定例会からは、本会議一般質問でもタブレット利用を開始。現在では災害時に身近な災害状況を写真等で議会事務局に送って、情報を共有。市の災害対策支援として役立てるような仕組みも運用しているということでした。
最近、幸手市議会でもインターネットを通して配信されるお知らせが増えています。予算書や決算書なども市のHPで検索できます。幸手市でも今後、議会改革及び環境問題の観点から電子データの活用やペーパーレスについて検討していくことになるでしょう。目的とルールづくりさえうまくできれば、運用は無限。そんな印象です。