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キズに塩 市民とかけ離れた認識露呈

2019.09.05

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副市長(職務代理) 「市長は円満に退職した」

これは昨日の一般質問で、広島平和記念式典派遣中の市長の行動に対する見解を聞く質問の一項目として、市長退任式を行った市の問題意識を問われた時の副市長の答弁です。

インターネット中継をご覧になっていた方もいらっしゃるでしょうか。その場面を私のメモ書きを頼りに要旨を再現すると、

Q.市長の退任式で花束まで贈ったと聞いている。さらに、公用車で辞職の挨拶回りをしたというが、どのような認識か。

A.市長は地方公務員法145条に法り8月21日付けで退職届を議長に提出。議会は臨時議会で決定し退職が認められた。
・引率中の酒が退職の要因。
・市民感情は良くないが法律で認められた退職
・功績もあった。退任式は勤務時間外に管理職を集め、花束は私のポケットマネーで用意した。
・市長の任期は24時まで。21日は秘書課職員が運転し、秘書課長が同行し、県庁、近隣各市町(加須・久喜・白岡・杉戸・五霞など)・地元国会議員事務所・医師会各位・他を回った。任期途中で辞めるという「罰」を市長は受けているが失職ではない。市議会で決定した。「円満に退職した」。

このような答弁でした。この認識には市長不信任決議提出を模索した議員から「市議会のせいにされては困る。(なぜこうなったか考えろ)」との怒りの声も。

今回の事件については、私も一昨日の一般質問で取り上げ、子どもたちの安全に関するリスク管理の欠如と「決済者」の責任を問いました。その中で、副市長からは、
・秘書課長と担当職員には「顛末書」を提出させた
・これから分限懲戒委員会で処分を検討する
との問弁があり。私は「この問題は末端の職員を処分するだけの問題ではない。分限懲戒委員会を構成する部長級管理職のリスクマネジメント欠如も問われている。きちんと対応し信頼回復を図っていただきたい」と指摘をしたばかり。

さらに、実は2泊3日の行程で両夜とも市長、職員2名はホテルを離れ、居酒屋に繰り出していたことも判明。子どもたちの引率者としての責任に対する認識の甘さが露呈しています。
さらに、市長の辞任挨拶回りに、顛末書を提出させざるを得ないような立場の職員を同行させていた感覚にも呆れます。幸手市は表面的にはいざ知らず、根本的には何も改心していないのではないか。そんな感想を強く持ちました。

市はすでに広島市に「詫び状」を送付したとのこと。上記のような認識で出された詫び状で誠意は伝わるのか。言葉ではなんとでも言える。そんな後味を残す副市長発言。副市長の言葉が職員全員の意識かどうかは分かりません。しかし、今、副市長として、職務代理者として幸手市行政のトップを預かる人の発言は重い。
市長の行為で傷ついた幸手市の名前にさらに塩を塗るような、これが幸手市の実態。信頼回復はやはり次の市長に託すしかないのか。

質問者に促され、その言葉は訂正されましたが、売り言葉に買い言葉的な冷静さを欠く論争と、敢えてその言葉を発した副市長に対し、私は副市長の議会に対する「挑戦か」との感想を抱きました。そこまでして一体何を守ろうとしているのか。
そして、「訂正したほうがいいんじゃないですか」「訂正いたします」との論争の挙句、どのような言葉に訂正するのかの発言なく(私のメモにない)、訂正は許可されました。しかし、代替となる認識を表す言葉が不明なまま削除には至らなかったこの言葉、この認識は議会議事録に未来永劫残ることに。幸手市の大きな汚点として。本当に残念です。

さて、副市長に「円満な退職」と言わしめた法律論。例えば、退職金の問題では私も市長が失職していない以上、法治国家の法律は重く、出さないということはできないということをお伝えしてきました。しかし、法律をかさにきて、「議会が決定した」「円満な退職だ」というのは認め難い認識であり、職員にもいろいろな感情はあるでしょうが、敢えて市民感情を逆なでるような言葉は少なくとも口にする必要はなく、必要な言葉でもなかったのでは。副市長にこのような発言をさせている背景に何があるのか。市民はその背景にこそ目を向けなければなりません。

市民にとって今回の事件から見るべき問題は2つです。一つは、子どもたちの安全に無頓着なリスク管理の欠如。そして、市長の行動で幸手市の信頼、名前が貶められたという点です。「功績もあった」確かにそういうこともあったでしょう。しかし、最後は幸手市の名前を貶めるという幸手市にとって不利益な行動で辞任されたのです。そのことは肝に銘じていただきたい。そう思います。

今日は一般質問最終日。一週間ほど後にインターネット録画中継が始まると思います。もう一度細部を確認いたしますが、皆様にまずはご一報をお伝えしました。私の質問の総括は後日。