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私たちのまちを誰に託すのか

2019.09.23

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市長選公示が間近に迫ってきました

前市長の広島逮捕事件で早まった選挙戦。公示を前に開催されるという「公開討論会」の内容が明らかにされたようです。

公開討論会と言えば、国政選挙では党首討論会がネット中継されたり、夏の埼玉県知事選では候補者を集めてのテレビ討論会など、近年、私たちが目にする機会が多くなりましたね。

公開討論会はまず、主催者の中立が大原則。一方に濃い関係を持つ立場の人では主催者として適格性を欠くと考えるのが常套です。幸手市のように小さなまちでは人脈、血縁なども色濃く、何にも誰にも属さない中立的立場という人はそう多くはありません。"今回の"選挙で誰の応援者でもないからと言って、発言の機会、時間を同じ設定にしたからというだけで中立とは言えない。然りとて、そのようなことを言っていたら誰も主催者の適格者はいなくなる。今回の討論会の仕掛け人が一方の候補者に近しい活動家であることに疑問は感じますが、百歩譲って、この企画の出発時点でその仕掛け人に幾つか注文をつけました。

その一つが、必ず討論が行われることです。討論会は単なる政策発表の場ではありません。作文棒読みで済むような会は討論会ではなく、発表会です。一つ一つのテーマ毎に論戦を促すのが今の討論会の主流です。これには主催者の力量が問われます。必ず、討論を促すよう求めました。

そして今回企画される「幸手市長選挙候補者公開討論会」。その企画書を見る限り、残念ながら私が注文していた討論会にあらず。各テーマ毎に持ち時間の範囲で交互に発表するスタイル。これでは事前の作文は可能。主催者の努力には敬意を表しますが、討論会とは似て非なるもの。落胆です。

それでも市民には政策を聞く機会、候補者には政策を市民に発信出来る機会。と考えれば意味もあるのかも知れません。

皆さまが思う以上に市長の権限は絶大です。予算の編成、執行、人事、外部交渉。全て市長次第です。幸手市の運命は市長で決まります。幸手市は財政では埼玉県下のほかの市に比べて規模は小さいとは言え、年間400億円の予算を動かす一国のオーナーです。400億円はすべて皆さまの税金です。

前市長の8年間は無理な財政運営で借金は増え、基金は枯渇。お金は使ったが次世代にお金を生み出すタネ蒔きも不十分なまま辞職となりました。前市長と同じ流れにある候補者が言う「ピンチ」や「チャンス」って何でしょう。あのような事件で市長が不在になったのはピンチ?幸手市の名前が貶められたのはチャンス?揚げ足取りではなく、これまで市民本位の市政に提言を繰り返してきた立場として認識に?。まずは当たり前の常識が通用するまちに変わらなければ何も変わらない。厳しい言い方ですが、幸手市の発展はそれが土台です。

基礎のないところに家は建たない。私たちのまちを、生活を誰に託すのか。幸手市の未来を決めることが出来るのは市民の皆さまです。今回、市長選が早まった原因となった市長を選んだのも私たちです。今回の広島市長逮捕事件は私たち幸手市民の教訓です。公開討論会に行かれる時はそのような目で両者のお話をお聴き下さい。

♥なお、入場には100円が必要です。会場費等に充当するとのことですが、明朗会計の公開をお願いしたい。