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見えた幸手市の課題

2019.12.07

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雑感 一般質問を終えて

11月30日の開会、12月2〜4日の一般質問が終わりました。一般質問では、市長の公約、所信表明、来年度予算編成方針などを題材に、様々な質問がありました。幸手市の課題は出尽くした感あり。まな板の上に食材(課題)がてんこ盛り。そんな印象の一般質問でした。

傍聴にお越し下さった方、インターネット中継をご覧になった方もお感じになったのではと思いますが、市長の答弁は猛勉強の成果と言うべきか。どの質問にも淀みなく的確に自ら答弁。市長の愚直さを感じること度々でした。職員の話しでは、若手からも市長の答弁姿勢に信頼を寄せる声が上がっているようです。私も市長自らが端的に答弁される姿は町田市政以来です。
市長がキチンと答弁されるということは、市長の頭の中がクリアだということです。やるべきことや物事のポイントが分からなければ論点は整理できません。おもちゃ箱をひっくり返したような思考では論点は整理できない。そのような時期がしばらく続いてきた幸手市で、職員から歓迎される正常さを取り戻したことは木村市政誕生の大きな成果です。
然りとて、選挙では168票差という僅差。結果を真摯に受け止めながらも、木村市政が皆さまからいただいた付託にしっかりと取り組んでいかれることに期待をいたします。

さて、一般質問を通して見えた幸手市の課題をまとめてみます。多くの議員の共通認識と思しき事項です。
❶財政は厳しい
ここ数年、支出に合わせて膨らみ続けた財政規模は一気に萎み、来年度予算はある意味、幸手市の実力に見合った等身大の予算規模になることが予想されます。市民サービスの低下を招くことなくいかに効率的・効果的で無理・無駄のない予算を組むか。木村市長の「事業総点検」「PDCA計画」を駆使して最適な事業の予算化に期待したいところです。

❷防災体制の整備強化
台風19号で明らかになった防災体制は、何としても喫緊に対応していかなければならない課題です。私も一般質問で、「いつまでにやるのか」とマニュアルやタイムラインの再構築の期限を質しました。職員としては次の台風シーズンまでにと考えているようですが、大変な事務量となることが見込まれます。これには担当課の増員も不可欠であり、人事異動等も含め組織をあげたバックアップ体制が必要です。

❸耐震基準に満たない庁舎からの脱出
敢えて、"脱出"と書きました。駅舎整備優先の予算を続けてきた結果、後回しになった庁舎が耐震基準に満たないことはすでに明らかになっています。前市政は、建替えまでに8〜10年を要するとの構想でしたが、来庁する市民や中で働く職員の安全の確保は待ったなしです。豪華絢爛な庁舎とはいきません。❶にもあるように財政は厳しい。その中で安全を確保するために、まず、目的は「危険な庁舎からの脱出」におくべきかと。状況によってはしばらくは間借り、部署分散ということもあり得るかも知れませんが、早急にプロジェクトチームを編成し、検討を進めるべき課題です。今議会一般質問期間中に震度2程度の地震が3度ありました。より危機感が増しています。

❹そして、デマンド交通です。予約の取りづらさと今後の利用者増大を視野に、どのような公共交通サービスを提供していくのか。デマンド交通の利便性向上を求める市民の声は切実です。そして、デマンド+αを求める声は大きい。多様な交通体系を検証し、幸手市に最適なシステムを再構築。方法論としては様々考えられますが、私は潜在需要に着眼し、改めて現状を把握・分析することを提案しました。いずれにせよ、改善が求められる喫緊の課題です。

この他にも治水対策や道路整備、基幹産業の活性化など課題は山積しています。短期、中期、長期の課題を整理し、市長には「8年の計」を立てて臨んでいただきたいと思います。任期4年で公約の完遂はできません。市民生活は未来永劫続くのです。石の上にも三年ということわざがあります。何事も三年は頑張るということですが、私は「意志の上にも八年」と言っています。
市長には2期8年の計を。そして、足元から将来までを俯瞰した市政運営に頑張っていただきたいと期待する次第です。

以上、雑感をお届けしました。もうすぐインターネット録画中継が配信されると思います。お時間がありましたら是非、ご視聴を。