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12月議会補正予算一考

2019.12.26

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幸手市一般会計補正の主なもの

前回は、市民生活に関係する条例についてお伝えしました。少し日にちが空いてしましましたが、今日は、12月一般会計補正予算についてまとめます。

❶歳入
□国の「森林環境譲与税」2033千円交付。基金に積み立て。
基金設置条例で触れた譲与税です。幸手市では今のところ使途はなく、そのまま基金に積みました。
□ふるさと納税寄附金 ▲500万円。
当初予算で見込んだ1000万円の目標達成を断念し、ふるさと納税の収入を半分に減額補正。返礼品の内容が寄附の決め手となっているふるさと納税。幸手市ではここ数年、収入が下降傾向にありました。今年度から、ふるさと納税ポータルサイトに運営を委託しているものの、実績は500万円を下回る予想です。因みに、幸手市民の他の自治体への寄附状況はどうなっているか。
平成30年の実績を調べてみました。平成30年、幸手市民が他の自治体に寄附した額は、ジャカジャカジャカジャカ〜、なんと、89,358,000円でした。幸手市が税額控除で失った税額は39,494,000円。この収支を対比して、幸手市のふるさと納税は"負け状態"です。金額には拘りたくありませんが、然りとて、返礼品は地域の経済を潤し、寄附金は幸手市の貴重な財源です。このままでいいとは言えない。なかなか厳しい数字です。

❷支出
□清掃費の可燃性残さ運搬処分業務委託料 1155千円の増額。
もともと、当初予算では18,312千円を計上していた、幸手市の粗大ゴミの処理後に出るプラスチック製の破砕物の運搬費用です。本年4月からの処理費高騰の煽りで請負業者から単価見直しの要望あり。5、6月は単価見直しに応じなかったが、国際情勢(廃プラの引取り先であった中国・ベトナム・マレーシアなどが国内処理にシフトし、輸出が厳しい)を調査し、仕方なく処理費の増額を認めたそうです。ゴミの処理は市民サービスの際たるものです。遠い異国に持って行けば目にすることもない廃棄物ですが、その処理には多額の経費がかかっています。
今後、アジアの国々への輸出はますます困難が予想されます。私たちに出来ることは"減量"しかありません。改めて。幸手市のゴミ処理についてみてみますと、幸手市は今、生ゴミなどの可燃物は杉戸環境センターに持ち込んで消却処分しています。ごみ処理は幸手市では市民満足度の高い事業ですが、しかし、その杉戸環境センターは今後、数年で老朽化のため使えなくなる可能性も示唆されています。大切な生活インフラ。今後も欠かすことのできない生活インフラですが、焼却や廃棄には多額の費用がかかっているとともに、今後は新たな焼却施設を探す必要があるのです。今日は、補正予算の中から国際情勢の波に洗われる残さ処理費の実態をお知らせしました。今後とも、ゴミの減量にご協力願います。