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行政視察@広島県

2020.01.25

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三次市 三原市 尾道市にて

15日以降、しばらく更新もなく申し訳ございませんでした。22日から昨日24日までは議会3常任委員会合同の行政視察で広島県に行っておりました。埼玉県ではお天気はいかがでしたか?出発前には雨マークも出ていた天気予報の中、広島は曇天続きとなりました。本来なら美しい冬の瀬戸内海。諸島も海も明るい日差しの中で望めなかったのは残念でしたが、瀬戸内海気候の所以か、寒さが全く気にならない暖かな陽気でした。

さて、行政視察で何を見てきたか。少しまとめてみました。ご関心のあるところだけでも読んでいただければ幸いです。
❶三次市 三次駅周辺整備事業の取り組みについて
❷三原市 新庁舎建設の取り組みについて
❸尾道市 囲碁文化進展の取り組みについて

❶について
三次市は、平成の合併(H16)で1市4町3村が合併。面積778.14㎢に約5万人の人口を有する広島県北部の島根県と県境を接する中国地方の内陸中央部に位置する市です。大阪へ約250㎞、下関へ約200km、山陽の広島、呉など、山陰の出雲や松江などにも50〜80kmと同距離にあり、高速道路などの国道、県道及びJR鉄道網などが市内で結節し、さらに広島空港への高速バスも運行されるなど広域交通網が縦横に結ぶ拠点となっています。
市議会は、議員定数は24人、最高年齢72歳、平均年齢61歳。議員の月額報酬は371,000円。政務活動費は所属会派に対して一人月額30,000円が交付されています。

三次市の三次駅周辺整備事業は平成18年度から平成27年度までを2期に分けて推進。市民の方に対しては、平成21年に三次駅周辺整備事業の景観デザイン市民アンケートを実施。その後、広島県やJR等鉄道会社などと随時基本協定を結びながら事業が進められています。
複数の鉄道が乗り入れ、高速バスなどの乗降など、幸手駅と比べ規模やスケールは全く違うので解消すべき課題も違いますが、例えば、駅舎の建て替えではJRとの協議の中で駅舎整備費は三次市の負担ながらも、現実を見据え、従前の4分の一に駅舎規模を縮小。100mの自由通路は約6億円。駅前公衆トイレは駅構内からも駅前広場からも使えるような工夫がなされています。

❷について
三原市は平成17年に1市3町が合併した人口約96,000人、面積471㎢の広島県中央東部に位置する新しい市です。こちらも中国・四国地方ほぼ中心にあり、各地域と連携する上で恵まれた地理的条件となっています。市議会は、定数26人。議員月額報酬は428,000円。市域が広いので議会への出席時には費用弁償が出されています。政務活動費は会派に対し、一人につき月額25,000円となっています。

新庁舎建設は平成26年に庁舎整備検討委員会や市議会庁舎整備調査特別委員会の審議等を経て整備方針を決定。旧三原市庁舎の駐車場に約66億円の総事業費で建て替えられました。ただし、本事業は61億円という合併特例債を主な財源とし、市の負担約5億円で66億円の庁舎建設ができています。新庁舎の建設のキャッチは「瀬戸内海をのぞむ シンプルで機能的な"まちづくりの拠点"をめざして」。その庁舎は市域33㎢の幸手市では考えられないくらいゆったりとした空間が広がっていて、執務室は通路側がガラス張りとなっているのが特徴です。本会議場も傍聴席の後ろが通路となっていますが、ガラス張りで議場が丸見えという構造です。
市域が広く各地に合併前の庁舎が支所として残る中、庁舎建設には賛否両方の請願が出されたとのこと。いろいろなご苦労があったことが偲ばれました。いずれにせよ、幸手市も今の庁舎は耐震基準をクリアしていないことから、建替えは必至です。合併特例債の恩恵もなく、さらに厳しい財政状況の幸手市は本気のシンプルさが求められる局面です。いずれ、市民の皆様にもいろいろなタイミングでアンケートや検討委員会への委員募集などがあると思います。庁舎は市の顔です。みんなで知恵を絞って幸手市らしい庁舎建設を考えていきましょう。

❸について
最後は尾道市です。尾道市は平成の合併で現在の姿となっています。広島県の東南部に位置し、瀬戸内海に点在する島々からなる南部、本州沿岸を中心とした中央部及び内陸盆地からなる北部で構成された広さ約285㎢、人口約14万人の市です。『海・陸・空の「みなと」となる 瀬戸内海の十字路』という市のキャッチコピーが物語るように、尾道市も交通の要衝です。いただいた資料によると、財政力指数は幸手市より数段低い0.57(H29)ですが、地方交付税が145億円と、幸手市では到底及びもつかない金額です。令和元年度の一般会計予算が649億円というスケール。「こりゃ敵わん」という印象ですね。職員数も2,291人(消防209人・病院937人を含む)という。
市議会は議員定数28人。議員月額報酬は450,000円で、政務活動費は議員一人当たり年額360,000円、交通費の費用弁償も実施されています。

さて、尾道市の研修内容は囲碁文化進展の取り組みについてです。今は尾道市と合併している因島市は第14世本因坊の生誕の地です。子孫の方がその遺品を展示などされていた経緯もあり、因島の囲碁文化を尾道市が引き継ぎ記念館を整備。さらに、棋戦を誘致するなどの活動を展開し、さらなる発展に市をあげて取り組んでいるということでした。市補助、協賛金等も含め、囲碁を推進する協議会の予算は1,000万円を超えます。
幸手市にも8世伯元、9世察元、10世烈元のお墓があるのをご存知ですか?遺品や書物などの調査はまだこれからですが、3代にも渡る本因坊のお墓が見つかるというのはある意味、文化遺産です。囲碁を楽しむ方も多く、このお墓が発見されてからも市民大会などが催されていますが、さらに囲碁文化を深めていくことはできないものか。そのようなことがあって、今回の視察につながりました。

♥最後まで読んでいただきありがとうございました。議員研修や視察に対してはいろいろなお考えがあるかと思いますが、年に一度、議員が全員で視察をするという機会につきましては、是非とも皆さまにもご理解を賜りたいと思います。私もこれらの研修を無駄にしないよう今後の議会活動に努めてまいります。

♥♥また、2日目の夜は、ホテルフロントに一押し店を聞いて、数人の仲間と地元の居酒屋さんに。お客さんは地元の企業のグループや公務員の人などもいて、みな美味しいお酒をつまみにワイワイと職場談義に花を咲かせておられる様子。店員さんも若い人が多く、ある男性店員は東京から戻ってきて農業をしているという。お料理も美味しく、また、地方のいろいろを垣間見るほっこりと温かく心地よい時間でした。あ、もちろん、自費ですよ。さらに、視察が終わって自由時間、かつ、その日のうちには就寝するという時間帯ですからご安心を🤗