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会派「幸手市政クラブ」 木村市長、和栗副市長に要望書を手渡し
9月議会で令和元年度決算を認定し、今、幸手市では来年度予算編成の各課ヒアリング真っ最中です。先日、新聞折込他にてお届けした会派の9月議会報告にも書いた通り、幸手市の財政は厳しい状況にあり、喫緊では市民生活を守る来年度予算での事業執行、中長期的には少子高齢化や公共施設・インフラの整備、維持管理費用の捻出が課題です。そのような状況において、我が幸手市政クラブでは昨日、来年度予算について要望書を提出。以下、端書きと大項目をお知らせいたします。
【令和3年度予算要望書】
「新型コロナウイルス感染症により、市の事業、行事にも大きな影響を及ぼし、また、新しい生活様式が求められ、市民生活も変化してきたこの頃であります。
経済の不透明感の漂う中、地方財源の確保を議会も国に要望じているところですが、地域経済も心配され、生産年齢人口の減少もあって市の財源確保も厳しいとは存じます。
しかし、コロナ感染症対策、少子高齢化社会への対応、GIGA教育の推進、災害防災対策、公共施設や公共インフラの維持補修費の確保等市民の安全安心な生活のために必要な財政需要も多くあります。そこで、市議会市政クラブといたしましては、下記事項について特にご配慮いただきたく要望申し上げます。」
1.コロナ感染症対策の継続実施
2.行政事務のデジタル化の推進
3.公共インフラの持続的な維持管理
4.防災対策の確立
5.GIGA教育に向けた体制の確立
6.市の将来に対する財源確保対策
7.財源確保対策
8.計画的な事務執行
大項目は以上8項目です。詳細は小項目に書き加えました。小項目の詳細は端折りますが、以下は昨日の面談で私から口頭でお話しした事項です。
まず、コロナ対策。今年は歳時記的大イベント(さくらまつり・さくらマラソン・夏祭り・市民まつり・文化祭など)が軒並み中止となり市内経済への影響は大きかったことから、来年度は単なる中止に終わることなく、代替案実施などで市内事業者への影響緩和と支援を、と訴えました。
公共インフラについては、計画的な維持管理費の確保には遅れているインフラ別台帳整備が不可欠であり速やかに進めること、特に私からは西地区の都市計画道路や下水道整備が遅滞なく進むよう配慮を求めました。防災対策では昨年の台風19号の反省を活かした訓練や情報連絡体制の確立と、私からは水害時の高所避難場所指定や災害協定の充実を訴えました。教育では、GIGA教育のための指導者の確保対策とともに、私からは一方で子供たちの本物体験の充実をお願いしました。デジタル化が進むからこそ、子供たちの五感に訴える体験機会の必要性は増していくと感じています。
最後の3項目、財源確保や計画的な事務執行については、市政クラブが日頃より訴え、議会活動で重視していることです。しかし、財政が厳しいからと萎縮していては何もできません。今後の計画的かつ、中長期的視野に立った財政運営では多少残高が増えたとしても市債発行等も有効に活用するようにと武藤代表。私からは、来年度から始まる公共施設の"終活"である「公共施設マネジメント」に適切な体制で取り組むことを改めて要望しました。人口増とともに増えた公共施設の維持管理費はこのままでは膨張の一途。市では来年度の組織改正で施設マネジメント専担の課の設置を公言していますが、その体制づくりに期待していることを申し述べました。
♥面談時間30分。全てをお話しすることはできませんでしたが、それについては今後の議会活動で頑張ってまいります。私たち議員は皆様の声とともにあり。皆様には今後ともご指導、ご意見よろしくお願いいたします。