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地域で孤立しない・させない

2013.01.26

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子育てする母 地域の絆薄く 3人に1人「立ち話する人いない」

 昨日の日経新聞(夕刊)の記事です。

 乳幼児を育てる母親を対象にしたベネッセ次世代育成研修所のアンケート調査(0~2歳の子どもを持つ全国の母親1843人)によると、3人に1人が「子ども同士を遊ばせながら立ち話をできる人が近所にいない」と答えたということ。

 私ごとですが、私が子育てをしていた時代はまだ、幸いなことに親も子どもも同じ年頃という家族が多く、公団住宅という環境もあったのでしょうが、公園に出れば誰かが遊んでいました。そして、仲良くなった人たちと集会所を借りてクリスマスや七夕などを企画したり、子連れでぞろぞろと電車に乗ってプールに出かけたりもしていました。
 でも、昔だからといって、異年齢の近所づきあいが濃密だったかというとそんなこともなく、近所の年配者から声をかけられた記憶って、そうはないですね。まあ、子ども1人を歩かせて、1人をベビーカーに乗せてわいわいぞろぞろ移動する子連れママの集団って、想像するだけでも圧巻ですよね。
 なかなか声もかけてもらえないか(笑)。

 その点、幸手市では今も振興住宅地に比較的子育て同世代が多くまとまって住まわれていて、近所のつきあいも残っているようにお見受けします。いいことですよね。ただ、もし今回の新聞記事の大見出しのように「立ち話のできる人が近所にいない」というお母さんたちがいるとしたら、これは何とかしないといけません。子育て世代だけでなくどんな世代であっても立ち話もできない街では「孤立感」を強めます。そういう方には是非、勇気を出して地域のイベントに参加してみることをお勧めします。

 さて、話しが飛んで恐縮ですが、以前、このブログでご紹介した、私が地域で主催しているサークルの2月のイベント。「地域の方が顔を合わせる場づくり」を目的に毎冬開催しているこのイベントは、子育て世代以上の大人を主な対象とし(今回話題にしている子育て世代のお役には立てないのですが)、今年は回を重ねて11回目となりました。
 私たち世代以上の方に「地域で立ち話のできる関係=絆」を紡ぐ一助としていただけるよう、スタッフ一同(全員ボランティア)今回も頑張ります。皆さまにはお誘い合わせて是非ご来場くださいますようお願い申し上げます。対象年齢は違っても、今は本当に様々な地域活動が行われていて、探せばきっと自分の問題解決につながる場所に行き着くと思います。また、行き着くまで”サーフィン”し続けるくらいの「根性」も時には必要ですよね。

 このイベントのチラシは後にアップいたします。