2021.09.30
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決選投票 大差で河野氏破る
昨日の自民党総裁選は、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が勝利。第27代総裁に選出されました。総裁任期は2024年9月末までの3年間。いろいろな手続きを経て、10月4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、その後、組閣に着手。新内閣を発足させることになるようです。
今回の一連の流れを“民意無視のコップの中の派閥争い“と揶揄する向きもありますが、今朝の日経新聞の分析が納得感あり。「自民党が選んだのは党内の安定だった。菅首相の総裁選不出馬で各社世論調査の自民党の政党支持率が上がった。多くの国会議員が抱いていた次期衆院選への不安は和らいだ。首相の交代以上の党内の“変化"を求めず、"結束"を重視したようにも映る。日本の有権者のわずか1%程度であるとは言え党員・党友の多数は河野太郎氏を支持した。そこからうかがえるのは河野氏の異端ぶりに期待する現状への危機意識と改革願望だ。決選投票を制して新総裁になった岸田文雄氏はその点を認識しなければならない」。
そして、いよいよ衆院選です。今度は国民の出番です。今回の総裁選で4人の候補者が、自民党内に軍備やエネルギーからマイノリティ政策まで、様々な考え方があることを改めて浮き彫りにしました。岸田新総裁は「党一丸となり衆院選、参院選に臨もう」と。河野氏、高市氏、野田氏もノーサイドの構え。4日の組閣まで。国政に注目です。
♥ 国家運営とは凌ぎ合いと共闘&合意の賜物。私も違う候補を選択しましたが、気持ちはノーサイドです。外交も含め、国民の生命と財産と、そして、幸せを守る責任政党として、漂う閉塞感を払拭し、未来に夢を語れる日本に。小泉政権以来の新自由主義的政策の転換、所得再分配など、私は期待しています。