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文科省 生徒指導提要改訂

2022.12.30

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12年ぶりの改訂 12月6日公表 是非、ご一読を

今日、他の自治体の教育相談に関わる仕事をしている市内在住の知人と久々に話す機会があり。12月初めに文科省が生徒指導提要を改訂したということを知りました。

生徒指導提要とは、子供たちを取り巻く環境の変化や多様化・複雑化する生徒指導の課題に、教員、学校が認識を共有し、組織的・体系的に対応するようにとまとめられたもので、子供たちの命を守ることを最重要に、すべての子供たちに対して学校が安心して楽しく通える魅力ある環境となるよう、学校関係者が一丸となって取り組むための指針とされています。

"すべての子供たちに対して学校が安心して楽しく通える魅力ある環境となる“と一言に言っても、多様な学び方が許容される昨今、これに体系的に取り組むというのは簡単なことではありません。いじめの重大事案やGIGAスクール構想、性的マイノリティーなどのほか、コロナ禍による新しい生活様式の中で、オンライン学習への参加で出席が得られる不登校児童生徒の学びや学びの保障なども当たり前になりつつある。また、運動会は全学年が一同に会することもなく、修学旅行も経験できない年代があったり。ことほど左様に、日本の教育は明治以来の大変革の時を迎えていると言って過言でありません。私たちの子どもの頃以上に、学校現場は深い配慮を持って子どもたちや家庭と向き合っているというのが実態です。そんな学校を地域の一員としてどう理解するか。できることを分担できるか。まさにここは地域力が試される。私はそう感じています。

♥そのようなことを考えた時、12月に公表された生徒指導提要は300ページにも及ぶ長大なものですが、教育現場の今様の課題を知るに必見かと思い、暮れのお忙しい中と知りつつも、取り急ぎご紹介させていただきました。

♥♥私もお正月の期間に読みたいと思っています。そして。特に、教育にご関心のある皆さまには是非、ご一読いただきたくご案内申し上げます。

文科省HPリンクしておきます
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302912.htm