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議員研修@取手市

2023.01.12

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デジタル化先進地を視察

昨日は議会改革先進地の取手市議会に議会のデジタル化を学ぶべく視察に行ってきました。

取手市議会は以前から議会改革に熱心な議会で、デジタル化でも全国に一歩も二歩も先んじる有名議会です。また、議会改革で全国に名を馳せる名物議会事務局職員があり、改革の手を止めないどころか、ある意味突き抜けたチャレンジを議会に提案し続けておられます。その思考は驚異的で、たいへん熱のこもった興味深い説明をたくさん聞くことができました。また、私もたくさんの質問をさせていただきました。

翻って、幸手市議会ではここ数年、議会改革検討会議を立ち上げ、デジタル化もテーマの一つとして議論して来ましたが、一部議員の強硬な反対と会議座長の調整不調が重なり、昨年、ついに改革検討会議自体が解散するという事態に。今回、仕切り直しの意味も含め、デジタル化先進地を議員全員で視察することとなりました。

いろいろな事例を説明いただきました。デジタル化の本丸はペーパーレスではないということ。真に必要な改革とは市民の皆さまに議会をより可視化し透明性の高い議会とすることで民主主義の根幹である選挙への関心を高め、投票率を上げることにある。これが取手市議会さんの究極の目的です。
因みに、ペーパーレス化を達成した取手市議会では、議員に紙ベースの資料は一切配布せず。冊子化された資料が欲しい議員は冊子を自腹で購入するそうです。その費用に政務活動費を充てられないこともルール化していると。新しいことに抵抗する議員を"甘やかさない"で進める。それが改革を前に進める鉄則だと。ナルホド🤔

コロナ禍が炙り出したデジタル化の必要性。来るべき5G時代への対応、DXの推進は国家的課題であり。幸手市議会も避けて通れないテーマです。ただ、インターネット上の情報量が増えると当然費用もかかります。費用対効果を見極めながら真の改革に取り組んで行かなければ。そんな認識を高めた研修となりました。
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