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一般質問より 6.地域の活性化とこれからのまちづくりについて 7.市長マニフェスト「市民目線の事業仕分け」について
一般質問に関する最後のご報告です。
6では、幸手市の良さ、まちのアイデンティティとして遺したいものについて市長の所見を聞くととともに、今後のまちづくりの在り方について質問しました。今、まちづくりの考え方の主流は「あるもの探し」です。私は幸手が「良い」と思って選んで移り住んできた人間です。生え抜きの幸手育ちである市長はまちの良さをどのように考えているのか、どんなまちにしたいと思っているのかを聞きました。
7では、最近、国政において「事業仕分け」への期待感が薄れ、言葉自体が国民の心に響かなくなってしまったのは残念ですが、行財政改革において大事なことであることは変わりません。市長の「民間目線」で見たらわがなまちのどのようなことが仕分けの対象となるのか。市長マニフェストで今年度の推進項目として掲げられている「事業仕分け」の現在の進捗状況とどんな基準で仕分けていくのかについて聞きました。
6の市長の答弁では、遺したいものとして権現堂の桜、農産物、伝統風景、日光道中の街並みなどがあげられました。今後まちづくりでやっていく具体的なことの例としては、宿場町としての町おこし、JA農産物直売、ゆるキャラ「さっちゃん」の活用などとともに、現在、幸手駅東口のタクシー置き場となってしまっているイベントスペースのより有効な活用、イベントで利用したい人への支援などを行っていきたいということ。
街並みは意識しないと遺せないもので、私が感じる「幸手の良いところ」でもありますから、歴史も大事にしていくとの答弁にほっとしました。
「まちづくりの主体は市民」との発言もありました。
そして、事業仕分けは日々の業務の中で「随時チェック」で行っていくと。「市民目線」の仕分け対象として市長が考える具体例として、例えば、「幸手停車場線」を「駅前通り」に変える、市で使う封筒に広告を入れて封筒の制作費用を無料にする、があげられました。
何にでも良し悪しはあり、どんなアイディアも初めから否定するものではありませんが、例えば、地名や通りの名前を変えるというのは、地名はまちのアイデンティティそのものですから、慎重に考えてほしいと私は思っています。ただ、通り名でそれがどのような場所であるのかのイメージを鮮明にするには現代では「停車場線」より「駅前通り」の方が分かりやすいということも確かに考えられます。
しかし、このようなまちの正にアイデンティティに関わることは、関係各課や歴史に造詣の深い市民の皆さんに諮りながら多方面から検証をし検討していただきたいと思います。
今回の質問では所見を伺うに止めました。今後これらのテーマについて、機会を見てより具体的に質問をしていきたいと思っています。