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傍聴 幸手市子ども議会

2023.01.26

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頼もしき小中学生議員 ICTを使い資料を作成 データを示しながらの説得力ある質問

昨日は秘書課主催の「幸手市子ども議会」が幸手市議会の本会議場にて開催され傍聴して来ました。

子ども議会は今でこそ、多くの自治体で実施され、新聞などでも取り上げていますが、幸手市では20年くらい前から取り組んでおり、1月の"伝統行事"として定着している事業です。

市内小中学校から1名ずつ、計12名の児童生徒たちが学校代表として集り、「市政に対する小中学生からの質問」をします。項目は1項目ですが、自分が疑問に思ったテーマや、クラスや生徒会などで出た意見をまとめて質問します。それに対して、市長、副市長、教育長をはじめ、執行部の各部長が答弁します。今回は、エネルギーや環境、通学路の交通安全、災害対策など市民生活部長の答弁回数がダントツ1位に。再質問はなく、質問と答弁が1回ずつですので、子ども議員には少々物足りなさもあるかも知れませんが、まちの活性化などたくさんの提案があり、執行部には実現可能な提案には即対応して欲しいと思います。この事業は、政治参加の一歩として子どもたちの、答弁をする執行部にも、そして傍聴者にも刺激多き行事です。

毎年、鋭い質問が飛び出すのですが、今年は、子どもたちが全て、質問の根拠となるデータや写真などを用意しそれを分析。その結果から導き出す提案を含めて質問していたことが印象的でした。質問力の基礎である統計を読むチカラ、分析するチカラはこれからのデータ社会で求められる素養的チカラであり、アンケート調査や実地調査などの適切な活用力、新しい提案をする発想力も必須の能力です。幸手市では、プレゼンテーションの方法などもGIGA教育の中で学んでいますが、パワーポイントやグラフ📈📊作成なども含め、まだ始まったばかりのGIGA教育の成果と、子どもたちの対応力の凄さに脱帽する2時間半でした。

また、12人の議員は4人ずつをブロックとして3人の中学生議員が議長を務めて交代しながら議事を進行しますが、とても落ち着いた議長振りでした。埼玉新聞の記者が取材に来ていました。恐らく近日、記事が掲載されるものと思われますが、記者さんが子どもたちの質問力の高さにとても感嘆されていましたので、さて、どんな記事を書いてくれるか。楽しみです。
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別室モニター越しの本会議場。挨拶する木村市長。

♥が、一つ残念なのは、子ども議会を傍聴に来た現役議員は私以外いなかったということです。少なくとも議員に用意された別室傍聴席では見かけませんでした。それぞれ議員にもいろいろご都合はあるでしょうが、いやー、残念。子どもたちの勇姿をみて欲しかった、みて欲しかった。みる価値も私たちが子どもたちから学ぶものもありましたから。

♥♥子ども議会は近日、秘書課のホームページに掲載があると思います。動画がネットでどのように配信されるのかは分かりませんが、皆さまには頼もしい子どもたちの姿を、是非、チェックしてみてくださいませ。