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尾を引く本会議での辞職勧告決議

2023.03.08

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傍聴記 本日の建設経済常任委員会にて

今日は幸手市議会の予算審議のトリとなる建設経済常任委員会があり傍聴に出かけました。

この委員会は、3月議会初日、辞職勧告決議が無記名投票によって可決された木村治夫氏を委員長とする委員会です(この件につきましては2月18日のブログに詳細を掲載しています。ご参照ください)。

私が委員会室に入った時にはすでにある新聞社の記者さんが一人、傍聴に見えていました。?と思っていましたら、委員長は欠席、副委員長が議事を進行。市長提出議案の審議の前に一委員から「木村治夫委員の建設経済常任委員会委員長辞職勧告決議案」が委員提出議案として提出され、その後12時近くまで提出者と質疑者により質疑応答が繰り返されました。議論が平行線以上の歩み寄りがない中、採決を求める動議があり、結果、議案は賛成多数で可決。お昼を挟み再開するも、委員会続行には木村委員長の意思表示が必要とする委員から今日の委員会を散会とする動議が出され賛同者多数により延会となりました。

決着は明日に持ち越しという状況。今の段階で委員外の傍聴者から迂闊な発言はできませんし、判断が持ち越しの今日は実況のみのご報告と致しますが、明日以降、両者の知恵で決着がつけられ本来の予算等審議が再開されることを期待したいです。この結果につきましては改めて。

♥互いに“義あり“の主張の応酬。市民の皆さまの中には"不毛"との感想をお持ちの方もあるかも知れませんが、市民の負託、法やルール、公正の上に成り立つ議決機関である議会運営に玉虫色の決着はなし。相違を乗り越える。なかなかに難しいものです。

補足:後から読み直して。事情のわからない方に分かりにくい書き方だったかなと。上記決議案が求めているのは委員長交代です。現委員長のもとでは審議できないと。ただし、辞職勧告には拘束力はなく。勧告を受けた議員が判断して何らかの行動を取るか取らないか。その行動次第ではこのような攻防がさらに繰り返される可能性も。今は静かに見守るしかなし。2023.3.9追記