2023.05.30
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金子みすゞのピュアな世界@銀座松屋
昨日は久しぶりに東京銀座へ。雨が降っていたので銀ぶらとまではいきませんでしたが、上野から銀座まで、銀座線は止まる駅毎に百貨店の名前が車内放送され、改めて東京の"大きさ"にため息も。
お出かけ先は銀座松屋で開催された童謡詩人金子みすゞさんの展覧会でした。知人にご招待いただき、ほっこりとした懐かしさ漂う時間を過ごして来ました。
皆さんは金子みすゞさんをご存じかと思います。山口県下関の仙崎という地で生まれ、20歳で童謡詩人となり26歳で亡くなるまでに500を超える童謡詩を創った詩人です。「私と小鳥と鈴と」の詩を知っているという方も多いかと。昨日その金子みすゞ生誕120周年を記念する展覧会でした。
金子みすゞが生きていた時代の星や月、浜、魚、花など身近な自然は、生活の中でキラキラと輝きを放っていました。私も京都の田舎に生まれ、風や月、野の草やセミ、夕焼けなどなどを原風景としてきた最後のジェネレーションのひとりですが、最近、幸手に居ても慌ただしくて、五感で味わう自然を忘れていたなあと改めて。人工物に囲まれた東京でそんなことを思った昨日でした。