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行政視察@三重県

2024.07.18

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常任委員会合同の行政視察研修で桑名市、津市へ

昨日、一昨日は幸手市議会の行政視察で三重県に行っておりました。

桑名市では"官民連携"による公共交通空白地域でのAI活用型オンデマンドバス「のるーと桑名」の実証状況、社協と民間事業者が運営を受託する「桑名福祉ビレッジ」を、津市では国道23号線沿線に開駅された"道の駅かわげ"の運営状況を研修。全国には約1700の市町村自治体がありますが、今回の2市の視察から、ロケーションや地域資源の違いはあれど、民間活力の活用、官民連携、自立経営などが今の自治体を取り巻くトレンドであることを改めて認識。今後の幸手市経営に示唆をいただきました。
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♥以下に少し詳しく報告します。ご関心のある方はご一読ください。
桑名市が実証実験するAI活用型オンデマンドバスとは、従来のコミュニティバスのように時刻表や決まった運行ルートがなく、AI(人工知能)が予約状況に応じて配車や運行ルートを考えながら走る乗合バスです。公共交通空白地帯を2台のバスが走行。ネットや電話で予約すると10分程度で配車されます。料金は300円/回。登録が電話番号予約で完了する手軽さと市外在住者(来訪者、観光客など)も利用できるのが特徴です。住民の利便性だけでなく、地域公共交通の基幹を担う民間バスやタクシーの経営を圧迫することがないよう関係者と協議を重ねてきたと担当者。実証は今年1月から2ヶ月実施され、利用者アンケートでは概ねの方が満足だと回答されているとのことでした。

「桑名福祉ビレッジ」は市が所有する都市公園を都市計画から除外し、老朽化した福祉施設や機能を複合的に集合。底地を無償で貸与し、運営を社協と民間事業者のJVに委託するものです。社協職員が320名規模の桑名市ならではの事業で、土地の無償貸与という特典はありますが、市からの補助金に頼らない自立経営ができているとのことでした。

津市の「道の駅かわげ」も国道23号線の延伸による走行車両の増加を好契機として来場者数が増加。三重県内の道の駅でトップクラスの来場者数を誇り、こちらも指定管理者の自立経営が実現され、それ以上に、毎年200万円の納入金が市に収入される優良モデルとのことでした。
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この長い野菜は何かわかりますか?実はこれはかぼちゃです。珍しい姿にカシャ!
♥♥暑い最中、視察先の関係者各位にたいへんお世話になりました。