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民間の賃料

2024.09.25

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久喜市公施設の賃料 30年間支払い限度額 追加2億円超

今日の朝日新聞。久喜市がスーパーのヤオコー東鷲宮店の一部を公共施設として30年間借りるための費用が、想定より2億円以上膨らむことを明らかにした、との報道より。

JR東鷲宮駅に隣接して今日(25日)オープンするヤオコー新店舗。その2階に間借りする久喜市の公共施設の契約賃料が、市の確認不足(消費税外税であったこと、資金10ヶ月の見落とし)により、契約総額の限度額想定約35億円(30年)が2億1981万円増額に。久喜市は補正予算(案)を議会に提出。議会は17日本会議で賛成多数で可決したということのようです。

勿論、よその自治体のことですから事案に対して良し悪しを語ることはいたしませんが、東鷲宮駅近では民間施設の賃貸料がこんなに発生するんですね。土地売買を仕事とされる方には当たり前のことかと思いますが、私には新鮮な参考材料です。

因みに、今回、久喜市の賃貸面積は2,100㎡です。駐車場も何台か分入っているのかな。敷金も含め30年間で約38億円とした場合、年間1.28億円の賃貸料を支払うことに。久喜市の事業計画において、それが安いのか高いのかは分かりませんが、施設の運営経費は別にかかるでしょうから施設管理費はさらに上乗せが想定されます。土地の生み出す価値、財産運用、賃貸の是非、などなど。いろいろ考える参考になります。

♥ 幸手市の新庁舎整備の観点から。今回素案として提示された新庁舎の延床面積の想定規模は、約2,800〜10,000㎡です(他の施設の複合具合により面積に幅があり)。現実問題として、財政抜きに進めることはできません。いろいろな数字を読み解きながら、新庁舎整備基本構想を読み解きたいと思う次第です。