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消防隊派遣@岩手県大船渡市

2025.03.16

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岩手県知事 消防庁より埼玉県にも出動要請 現地へ隊員派遣

今月9日に鎮圧された岩手県大船渡市の山林火災。12日間で2900ヘクタールが焼失し、200棟の建物が被害を受けたとされました。

今日の埼玉新聞に、大船渡市の山林火災を受けて職員計16人(4班)が現地に出動した秩父消防本部が、今回のことを教訓に、林野火災を想定した訓練や予防運動、防災無線を活用した広報などを強化して行くとしているとのことが掲載されていました。新聞によると、秩父消防は、所管する秩父地域(秩父市、横瀬、皆野、長瀞、小鹿野町)が埼玉県内面積の約25%、森林面積は県全体の60%を占める地域です。近年は焼失面積が10アールを超える火災は起きていませんが、2000年2月には鎮火に5日がかかる大火で山林36ヘクタールを消失する経験しているようです。

今日、皆さまにお知らせしたいのは、実はこの林野火災には埼玉県からもたくさんの消防隊が派遣され消火活動に従事していたということです。私たち地元の埼玉東部消防組合も然り。
ファイル 2080-1.jpeg私は現在、埼玉東部消防組合議会議員を拝命していますが、昨週13日に議会が開催され、その中でこの件について、←左の報告がありました。本件には同組合からも第1次から第4次派遣隊まで、消火小隊1隊16名・後方支援隊1隊12名が2月28日〜3月10日の間、任務に就いています。
26日→岩手県知事から消防庁に応援要請、翌27日には消防庁から埼玉県知事に出動要請あり、県内の派遣隊とともに28日には現場での活動に従事するという迅速さだったとか。現地での主な任務は東京都、千葉県、群馬県の出動隊と綾里(りょうり)地区の消化活動及び警戒活動(消火小隊)、活動隊の食事の準備や退院のサポート(後方支援)など。災害の多い日本ですが、いろいろな災害に対して、全国レベルできちんと救助体制が組織されているというのは本当に心強いです。

♥災害は起きてほしくはありませんが、東部消防組合では日々の救急、火災事案のほか、先日の八潮市の道路陥没や昨年正月の能登半島地震でも救助派遣に応じてきました。私たちの生活がいろいろな人によって守られていることに感謝しながら、身近な消防隊員の頑張りを改めてご報告させていただきました。