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香日向小学校「市民プロジェクト」の行方

2012.06.15

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6/15埼玉新聞より 加須 図書館跡地に複合施設「まちの寄合所」誕生へ

 今日の埼玉新聞に表記見出しの記事が掲載されています。

 2009年に廃止となった同市立不動岡図書館の跡地に、今年度末完成予定で公民館とコミュニティセンターの機能を兼ねた複合施設を建設する、というもの。このような事業は、財政を含む市の状況や現在、市として解消すべき課題などの違いがありますから、同じことを幸手市でも、というものではありませんが、参考までに、実施設計書策定までの手法に着目して記事の概要をお知らせしたいと思います。

 加須市の場合、図書館が廃止となった2009年の同年10月に住民や学識経験者ら26人による検討会議を設置し、地域、市全体、図書館跡地の3つの視点から利活用の在り方を模索。約1年かけて提言書を作成し市長に提出。これを踏まえて市で整備方針、実施設計書を策定したということのようです。
 
 幸手市では香日向小学校跡地利用において市長がマニフェストで掲げる「市民プロジェクト」が進行中です。このプロジェクトの中で、市や市民の果たす役割はどのようなものになるのか。今後、庁内の検討委員会で検討されることになるのでしょうが、住民として私も大きな関心を寄せています。

 小学校跡地は大きな施設です。市による利活用は「少子・高齢化」や「社会教育・生涯教育」などの地域問題に市がイニシアティブを持って取り組める反面、財政との戦いでもあります。どのような課題が解消されるのか。新たな価値をどう見出すか。正に「まちづくり」の試金石であると私は思っています。