2025.06.17
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さいたま市南区武蔵浦和の義務教育学校 入札不調で開校に遅れの可能性
今日の埼玉新聞より
さいたま市が南区のJR武蔵浦和駅周辺に設置を計画する小中一貫の義務教育学校の建設工事が2回連続で入札不調に終わったことで、目標とする2028年4月の開校が見込めなくなったと一面で取り上げられています。
本件はさいたま市議会の会派代表質問で取り上げられたもので、質問によると、この義務教育学校を含め、さいたま市では入札不調が相次いでいるとのこと。清水市長は、都市部では、大規模な再開発プロジェクトなどの建設需要が高い状況にあることから、今後も厳しい状況が続く見通しを示した上で、「事業費や工期設定、人員確保など個別の課題があったと認識している。今後速やかに要因を整理・分析し対応策を検討していきたい」と答弁されたとのこと。
本件の予算規模、事業規模等は分かりませんが、幸手市でも令和9年(2027年)4月から、市内で初の義務教育学校の開校を目指して事業が進められています。今年度は、東中学校の体育館の改修工事が施工されます。また、今年度は東中学校の既存校舎の改修・敷地内に増築予定の小学生棟校舎の建築に向けた設計業務が委託される予定となっています。設計が終われば来年度は施工です。幸手市も来年には工事の入札が行われることになります。中東、ロシア・ウクライナ、アメリカ、インド・パキスタンなど、世界中が渾沌さを増す中、国もさることながら、一番身近な幸手市政においても財政運営をしっかりとハンドリングしていかなければなりません。さいたま市の事案は人ごとではありません。