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魂が震える3時間

2025.07.18

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鑑賞『国宝』

今日は家人と時間が調整できたことから、シネプレックス幸手で今掛かっている邦画『国宝』を観てきました。6月から上映され、観に行きたいと思いながらも、3時間(172分)という長編であること、所用もあり、なかなか行けずにいました。

時代は1960年代〜2010年。主人公は2人の歌舞伎役者。彼らが芸の道を極めて行く時代は、実は私が20代の頃と被り、その頃の歌舞伎界では坂東玉三郎さんの美しい舞姿が一世を風靡していた時代です。ブログにご訪問くださる皆さまの中にも、艶やかで美しい女形坂東玉三郎さんの仕草に魅了された方も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。篠山紀信さんの写真集は今でも私の本棚に。本当に美しいです。

そのような記憶もあり、歌舞伎をテーマとする映画を楽しみに映画館に。ネタバレしない範囲での感想を申し上げると、3時間はあっという間でした。俳優さんの容姿や衣裳の煌びやかさもさることながら、それとは別の、感動でもない、魂が震えるというか切ないというか。複雑な深みを感じる映画でした。

♥皆さんに是非お薦めしたい映画です。ネット情報では、取り敢えず7月24日まではシネプレックス幸手上映予定となっていますがその後は分かりません。7月24日までにご都合の付く方は是非ともご覧になってみてください。