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オープンデータ
昨日の日経新聞夕刊から
日経新聞の夕刊は結構面白い記事が載っています。昨日は「オープンデータで街づくり」と題して、これから訪れる新しい情報社会の到来を伝えていましたので、ここで取り上げてみようと思います。
オープンデータというのは、「公共機関や企業などの持つ大量のデータを、誰でも簡単にアクセスができて編集も再配信もできる形で公開していく試み」で、こうしたデータを街づくりに生かそうという動きが全国的に広がりつつあるというのです。
国や自治体のデータというと、普段は住民の目に触れないものも多いが、うまく使えば行政の透明性向上やコスト削減に加え、企業は商機に、住民には生活の利便性向上につながる可能性がある、としています。ただ、どんなデータがあり、何に使えるかはまだ手探りの状態。今後の研究次第で、データを仲立ちにした新しいコミュニティーが全国各地に生まれるかもしれないという大きな可能性を示唆しています。
幸手市でもいろいろなデータがホームページで見られるようになっていますが、まだまだ、それをどう活用すると何ができるのか、という段階ではないものと思われます。
前回の議会の一般質問で私は、市の広報に関する姿勢を質しましたが、世の中は数倍早い速度で、透明性、公開性を強めています。行政のみの「企画力」ではなく、まやかしの住民参加ではなく、しっかりとした先見性を持った行政が使い勝手の良い情報公開を行い、住民同士がしっかりとした議論で公開データを活用し、地域に必要な新しいサービスを創り出していく、そんな時代が始まっているようです。
このような話しを見聞すると、私自身は時代についていくのは大変ながらも、ダイナミックな時代の転換期であることを痛切に感じ、若い人への期待とともに何だかワクワクしてしまいますね。皆さまはいかがでしょうか。