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来年度予算要望書を市長に提出
9月議会が終わり、10月からは来年度の予算編成が始まっています。この時期、市議会では、各議員が会派や個人として、予算編成で配慮が必要と考えることを予算要望という形で市長に提出するのが例年の流れです。私も先日来、自分なりに考察を重ねてきたことをまとめ、今日、提出してきました。
今年度は、2011年の東日本大震災後の統一地方選挙で初めて議席をいただいてから、議員活動16年目の年となります。3代の市長のもとでさまざまな事業が進展してきましたが、来年度は、東小中学校の開校をはじめ、JA全農トレーニングセンターや民間野菜工場の操業など、これまで積み重ねてきた施策が、実際の暮らしの変化につながる節目の年です。人口減少や少子化という全国共通の課題に取り組む一方、大規模事業である庁舎整備も控えています。
限られた財源の中で、市民生活を最後まで支えるためには、各課・各係が密に連携し、組織としての専門性を高めることが欠かせません。事業同士がつながって起きる「化学反応」を、その場限りにせず、波紋の先まで意識すること。そのためにも、「この事業で、何を変えるのか」を明確にした予算編成を求めました。
最近の幸手市には、東京から約50km、人口約5万人のコンパクトなまちならではの魅力と、暮らしの豊かさや人とのつながりを生み出す可能性が広がっていると感じます。住まい、仕事、学び、暮らし、遊びをつなぎ、若い人たちが面白いと感じるまちづくりを一つの戦略として動かせれば、可能性はさらに広がるはずです。頑張ってほしいです。
幸手市には何もないと言わせない。
私たち自身がこのまちの可能性を認識し、共有する。一人でも多くの人が住み続けたい、新しく暮らしてみたいと思えるまちへ。これまでの成果を次の世代につなぐ予算編成を期待すると、市長に伝えました。
## 子育てと教育に、今できることを
具体的な要望も数多くお伝えしました。
人口減少対策や住宅政策、教育政策に加え、出産・子育てについては、最近、私の身近でも第3子を出産する世帯が少なからずあります。子どもを何人望むかは極めて個人的な選択ですが、子どもの数が増えるほど保護者の負担が大きくなる場面があるのも事実です。ちょっとしたサポートで家族に余裕と笑顔が増えるなら、保護者だけでなく子どもにとっても価値あるサービスになると訴えました。
学校教育については、子どもたちが自我を形成し、知的好奇心を育み、自らの内なる力に気づく。9年間の義務教育を通して、そうした成長を支える豊かな体験の場をつくってほしいと求めました。
教育は学校だけで完結するものではありません。非認知能力が必要だからといって、認知能力を疎かにするのも違います。しかし、AIの出現によって、これまでの学力観や義務教育修了までに身につけたい能力も変化しています。目の前の子どもたちに学校教育として何ができるのか。AI時代を生き抜くためにどんな力が必要なのか。そこを追求していただきたいと伝えました。
幼い頃に身につけた「想像する力」は一生の宝です。便利さと引き換えに、以前なら日常の中で自然に経験できた生活体験が失われつつある今、これまで以上に多様で豊かな体験の場が必要です。
生成AIを活用した学びについても、単にAIを使うことや発表を目的とするのではなく、「考える → AIを使う → 整理する → 自分の考えに戻る」という地道な実践を積み上げ、市内すべての児童・生徒のAI活用力と問い力の向上につなげてほしいと要望しました。
また、ゲームやスマートフォンの使用時間と学力の相関が問われがちですが、これからの時代には「自分の24時間」をコントロールできる力こそ重要です。学校内外の活動や家庭をつなぎ、地域の資源を総動員して、子どもたちが自分の時間を主体的に使えるよう後押ししていただきたいとお話ししました。
東小中学校区の実践を筆頭に、市内各小中学校区でも、教職員が義務教育9年間を見通して教育課程を考えられる研修や、実践を検証できる仕組みの充実を求めました。学校図書館については、AI時代だからこそ、自分で調べ、確かめ、考えるための「知の拠点」として機能を高める整備を推進してほしいと伝えました。
## 東小中学校を東地区の未来投資に
同席いただいた総合政策部長には、東小中学校の安定的な存続にも力を入れていただくようお願いしました。
東小中学校は、小規模特認義務教育学校として再編されます。市域の半分以上を占める東小中学校区の安定的な存続は、東地区の未来への投資でもあります。大切に育てていただきたいと述べました。
市長からは、「行間を良く読み、職員一人ひとりがやる気をカタチにしてくれる組織作りを目指したい」とのお話をいただきました。
要望書は提出して終わりではありません。これらの要望事項を、今後の私自身の活動にもしっかりと反映させていきます。皆さまには、今後ともご指導賜りますよう、よろしくお願いいたします。