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し尿処理施設の延命化計画

2013.06.15

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文教厚生常任委員会の審議

 
 今議会は常任委員会の所属改選があり、会派「先進」では昨年同様
  中村たか子氏 文教厚生常任委員会 建設経済常任委員会
  松田まさよ  総務常任委員会 文教厚生常任委員会 に所属することといたしました。そして、先週13日は総務常任委員会、14日は文教厚生常任委員会が開催されました。

 今議会は市長から提案された議案数は少なかったのですが、特に文教厚生常任委員会では、「子ども・子育て支援」に関する条例、「「し尿処理施設の大改修」「学校施設の体育館の耐震補強工事」に関する補正予算などが活発に審議されました。

 し尿処理施設は施設の延命化と幸手市の最終処分場の延命化の両方を図ることを目的に、今回は3年計画で大改修を行います。幸手市のし尿処理施設(先日、会派で視察に行った様子をこのブログでもお知らせいたしましたが)は、現在、汚物は汚泥として固形化してこの施設で焼却し、焼却灰は幸手市の焼却処分場に埋め立てています。
 しかし、今回の改修では焼却施設の使用を止め、汚泥焼却は改幸手市以外の場所の事業者に委託する計画になります。二酸化炭素の排出を抑えることが国の補助金を活用する条件となっていることから、これまで汚泥の焼却に要していた重油や薬剤、電気量を削減、CO2の20%削減条件をクリアします。これは今回、最終処分の考え方として市の方向性が大きく変わる点です。
 3年間の費用は8億2500万円を見込み、今年度分の委託料の約1億2500万円が補正予算で計上されました。

 今議会の補正予算では小学校5校の体育館の非構造部の補強と照明のLED化費用も計上されています(約3800万円の補正のうち、国の補助が1500万円です)。
 市内には他にも公民館やその他の公共施設があります。それらはどうするのか。公共施設のアセット・マネジメント計画は私も3月議会の一般質問で求めていましたので、政策調整課に確認したところ、今年度、現状把握を行い、それを基に市のすべての公共施設の総合的な修繕・統廃合計画を策定していく方向だということでした。

 公共施設の老朽化対策はどこの自治体にとっても課題です。個々の施設の修繕計画が「総合的」に示されるよう、中長期の施設の統廃合も含めた修繕・改修計画の早期策定を求めて行きたいと考えます。