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住民監査請求→意見陳述会開催される

2013.06.16

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看護学校移転問題を巡り提起された住民監査請求の意見陳述会が開催される

 
 ー幸手市の学校法人「橘心学園」が、閉校した市立香日向小学校の校舎で看護専門学校を開校する計画を巡り、市民らが「賃貸借契約に問題がある」などとして、契約の撤回を求める住民監査請求を行ったことが分かった。請求は5月20日付けー  読売新聞(5/23)の記事より

 3月議会の私の議会活動報告書でも、追加議案となった賃貸借契約に関する議会採決の様子をお知らせしておりますが、上記はその契約に関して複数の住民から監査請求が出されたことを報ずる記事です。私もこの記事を読んで、その後の推移を見守っておりましたが、ことが進展し、市の監査委員会が先週6月13日、住民による意見陳述会を開催したと聞き及びました。

 意見陳述会を受け、今後、監査委員会によって何らかの判断が示されるのでしょうが、市政(市長と行政)は市民に住民監査請求を決意させてしまったこと自体を重く受け止め、この”民意”にどう向き合うのか、監査請求されている問題の本質とは何なのかをっしっかりと検証していただきたいと思います。そして一方の議会。住民監査請求では市政のチェック機関としての機能に疑問が投げかけられています。今回、議員がこの民意を軽視して対応を取らず、一方で「市民のために」「開かれた議会」と叫んでも通用しないことを自戒しなければなりません。

 なお、私が採決にあたってどのように考えたかはこのHPの”活動報告”の3月議会報告書のなかに書きました。今回の住民監査請求は「賃貸借契約」を問題の1つとして市民から「市長・行政、議会の体質改善」を突きつけられたも同義です。一過性の問題ではないことを真剣に考えなければと感じています。