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これでいいのか 幸手市議会!!

2012.06.20

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市長問責決議案に「無記名投票」採用、議員の意思が不明なまま否決に!!

 今日、議会最終日、私たち「会派先進」と「明政」は決議案第2号として市長の問責決議を上程しましたが「無記名投票」により否決されました。

 問責の理由については後に詳しく記載いたしますが、要約すれば、『公人である市長が4月28日から5月3日まで、自らの不在や不在時の連絡体制を公式に表明しないままに、海外に旅行をし幸手市を不在としたことに対して、市長の「危機管理意識」と「市の最高責任者」としての自覚の欠如に反省を促し、責任を問う』ものでありました。

 私たち「先進」と「明政」の会派5人は、反対者からの質疑や反対討論に備え、準備をして決議案提出に臨んでおりましたが、この提案に対して、反対者からの質疑はなし、反対討論もなし。賛成討論をいつ出すかと思う間に、採決の段となり、ある議員より「重要案件につき無記名投票を」と求める動議が。そして、「異議あり」の声も空しく議長により無記名投票という方法が採択され、有効14票のうち、賛成5・反対8・白票1で否決されてしまったのです。

 この採決の流れには、傍聴者からも「これでいいのか、幸手市議会!」との厳しい声が。確かに、「幸手市議会会議規則」では無記名投票も規定されてはいます。2名以上の議員から要求があれば、議長は採用せざるを得ないということではありますが、しかし、あまりにも手回しよく、また、議員が反対の理由も示さず、議論もせず「無記名による採決」が行われた意味は大きなものがあります。
 これまでもこの「無記名による投票」は議会の「伝家の宝刀」。抜かざる刀だったとわれらと行動を共にしたベテラン議員。これを多用することになれば、議会は態度を明らかにすることなく、ただ覆面にて決する機関となり果て、「言論の府」としての使命は全うできません。
 第一、この議案を無記名での採決とする意図は何なのでしょうか。

 白票を投じたのが誰かは不明ですが、少なくとも賛成者は「先進」の3人と「明政」の2人に決まっているのです。ということは反対者9人は自ずとわかるのですよ。それなら、きちんと自分の意見を示して反対されればよいと思うのですが、皆さんはいかがですか?

 今はまだ、自分自身の考えが整理できていませんので、この事実以上のことは今は書けません。また、追ってご報告していきたいと思います。