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香日向区長会に市が説明
昨日、香日向区長会に対して、香日向小学校跡地利用に関連した事項に関して市の幹部が説明をする機会が持たれ、私も許されて同席させていただきました。
市からは香日向小学校の閉校から今年4月までの経緯、貸付けの経緯が説明されました。内容については区長会の皆さまによってこれから検討される部分もあるでしょうから、詳しいことはここではお話することは差し控えますが、市の説明と区長さんたちとの質疑では、後半、防災活動における学校の使い方について確認する意見も多く出ていました。ここではこの度の小学校の貸付けに絞って、いくつか市の考え方をご報告いたします。
①市民検討会議に対して「看護学校を題材にしてくれ」とは言っていない。「事実として要望が来ている」ことを伝えたら、委員さんは肯定的で、話題が集中した。
②算定基準と契約金との乖離については、元となったのは2400万円だが、正式な算定額はなかったので看護学校の「公益性」を鑑み1割とした。元の数字をどこで使うか。市の財産は行政財産と普通財産があって、普通財産である香日向小学校は課税されていないので評価額として評価できない。そこで行政財産で貸し付けるのと同じ率を適用した。それが2400万円。それに「公益性」と「行政の継続性=日本保険医療大学への貸し付け条件(土地=無償貸与、建物=無償譲渡、補助金=5億円)」との関連を考慮し、2400万円の9割減で議会に提出、決定された。民間法人の「公益性をみた」ということ。日本保険医療大学は市が誘致をしたが、準看護学校は「要望」であった。が、「看護学校も少しは金額を」、となった。
③学校側と市の行う工事は並行して行う予定。学校側には工事前に地元説明会を開催するよう伝えている。時期は未定。7月頃か。
④現在、学校側への貸し付けの残りのスペースについては市の内部で検討しており、利用方法が概ね決まりつつある。
⑤今後、看護学校以外の施設の管理は請け負ってもらえる団体に委託したい。ーなど。
議会でも同じような内容は答弁されています。しかし、「なぜ、9割引き」なのかに「看護学校も少しは金額を、となった」というのは市民に納得のいく説明なのか。
「工事の説明以外に跡地利用の説明会は開催するのか」「住民は知りたがっている。お金の話しなども聞きたがっている」「工事の説明が先というのは順番が逆では」などの複数の区長さんたちの意見に関して、市は「検討する」と引き取りました。