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市政を怒る有志の会緊急集会

2013.07.01

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昨日の緊急集会のあらまし

 昨日の「市政を怒る有志の会」の緊急集会は、120~130人くらいの方が参加されたのではないかと見えました。

 代表者からは、住民監査請求に至った心情、1回目、2回目の監査請求を出した経緯などの説明がなされました。「4月中旬、香日向小学校の貸付金が9割引きだと聞き、幸手市の財政、将来の予測などを考えると”甘いことはできない”状況なのに、という気持ちになった。貸付金額の問題とともに、事業の進め方・プロセス、市議会に問題ありと感じた。また、その後新たに契約に関する違法性に気づき、2回目の監査請求を出した」と(経緯については、6月26日の私のブログで、私が調べることのできた範囲で内容をお知らせしておりますのでご参照ください)。

 一連の経緯が語られた後、私にも司会者から「この問題、議案採決にどのよう対応したのか」と質問が。

 当然、質問されると思っていました。しかし、4月以降も市民や住民への説明が市から一度も行われていない状況の中で、会場の皆さまには「跡地検討」の全容をお伝えすることがまず必要(市議会議員しか話せない)と考え、私は昨年4月から始まった「香日向小学校跡地利用検討」の全容をご説明(できるだけ事実のみを中立的に)し、議会最終日の議案上程・即日採決では審議不十分、判断材料の不足などにより責任ある判断はできないと判断、同じ会派の中村氏、公明党市議団2名とともに退席したことを伝えました。

 さて、会場の皆さまからも質問が受け付けられました。「住民監査請求の今後の見通しは」「貸付金額は需給バランスの中ではあり得るが、プロセスは問題」「補助金や市債の返還との関係は」「学生の駐車場は」などの発言が。そして、「住民が横につながって、隣り同士が協力していかなければ住民の意見は取り入れられない。協力していきましょう」という呼びかけも。
 
 今回の集会、招待された3人の地元議員の中の本田氏は欠席。主催者に所用のため出られない旨、連絡があったということでした。枝久保氏は「県議として市政についてここで語ることはしないが、住民としての思いはある」と。私は、市と市議会の動きの「事実のみ」を脚色なく伝えたつもりです。始まるまではどのような会となるか、不安な気持ちもありましたが、地元の皆さまに実状を説明させていただく貴重な機会をいただいたという思いです。

 さて、跡地がどうなるのか、心配する声はこの会場以外でも耳にします。先日やっと香日向区長会への説明会が実現しましたが、市から住民への説明はまだ行われていません。住民に対する説明が後手になっていることを憂慮しておりますが、取りあえず、幸手市監査委員の監査結果を待ちたいと思います。 
 
退席というのは私たち会派にとっても苦渋の選択でした。このような状態で判断してはいけないとすら思えた状況を、「有志の会」やご参加の皆さまにもご理解いただきたいと思います。
 また、私たち「会派先進」は、今後、議会のチェック機関としての役割を考え直していく第一弾として、市長に対して「審議時間に余裕のある議案上程」を文書で申し入れています。今後は議会の中でもしっかりと発言していかなければと考えています。