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会派先進のちらし

2013.07.15

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会派先進のちらしについて「同意形成」の観点から

 昨日より、松田、中村の地元、香日向地区と南地区の皆さまのご自宅に会派先進のちらしを配らせていただいておりますが、私個人の思いをもう少し詳しくお知らせしたいと思います。

 議会人事の動きと住民監査請求に関する内容の特集に、「何じゃ?何が起こってるの?」という感想も聞かれそうですが、この2つの問題の共通点を改めて言えば”合意形成のまずさ”と言えると思います。

 人事というのは、「力学」ですから、議会においても多数派の思いが反映されるのはある意味仕方ないことです。しかし、元々自治法で議長は4年とされているものを、「近隣でも最近は議長を1年、2年で交代している。多くの人が役職を経験することが大事だ」と、その自治法の規定を曲げて議長職を2年交代すると会派の代表者全員が合意し申し合わせたことは何だったのか。結局、副議長だけを交代させた議会人事とは・・・。
 議会の”合意形成”の在り方に疑問が残ります。この点は、これからの議会活動の中で機会を捉えて疑問を投げかけていきたいと思います。

 そして、もう一方の「住民監査請求」。まだ監査の結果が出ていませんので予断は避けますが、香日向小学校の跡地利用に関しては市と住民との”合意形成”の課程に大いに問題があったと考えます。

 このブログ「合意形成の難しさ」(7/5)で、志木市の市民病院に関する住民監査請求や、福島県の海岸のまちが震災復興後のまちづくりで合意形成に苦しんでいる現実をお知らせしましたが、これからの世の中、”合意形成”は自治のキーワードだと私は考えています。

 何かを始める前の合意形成こそ命。そのプロセスに時間と手間をかけ(行政サイドから言えば、合意形成を図る時間的余裕を持って物事にあたる)、その際に出てくる色々な意見を交通整理し、集約していくことこそが為政者や政治、行政に求められているものと思います。
 「お上の言うとおり」という時代ではありません。今回の「住民監査請求」は香日向小学校の問題に矮小化させることなく、今後も同じことが繰り返されないよう、しっかり発言していきたいと考えます。

 このちらしは今週18日に新聞(3大紙)に折り込みいたします。皆さまには、幸手市で起こっていることの一端、いや、自治の根幹にある問題をこれからも関心を持ってウォッチングくださいますよう切にお願い申し上げます。

毎度ながら、他のちらしの奥深くに挟まっていることも予想されるため、18日はちらしの「捜査」をよろしくお願いします。