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大いなる勘違い

2014.02.25

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あまりの勘違い発言…

 先日、香日向小学校問題を「沈黙を破ってお伝えする」という旨の某議員のチラシが少なくとも香日向地区に戸別配布されました。まあ、それぞれの議員の考え方の相違は論外としても、勘違い発言が散見され、これについては訂正方、真実をお伝えしておきたいと思います。

 チラシを引用すると、「平成25年3月議会で、旧香日向小学校の土地と校舎の一部を減額貸付け(年額247万6462円)が、全員一致で可決されたが、実は、退席者が4人いた」とし、「退席は賛成でも反対でもない。退席者以外、議場にいる議員は全員”賛成”であった。退席者の中には、会派で決めていても”わからない”と退席した議員もいるようだが、議決は議会の意思決定、それだけ重いのです」と書いてありました。

 その退席議員とは、私と中村議員と、公明党議員2人の4人です。当然です。あのような審議だけでどんな判断ができるものでしょうか。少なくとも私は、あの議案を市民の皆さまに説明できないと感じました。しかも、地元香日向の住民に何の説明もなされていない中で、住民の方の意志を確認する機会もなく、地元議員が諸手を挙げて賛成できるはずがありません。私は反対に問いたい。「あなたはなぜ、賛成できたのですか」と。

 香日向小学校のような市の大切な財産の運用を、あのように拙速、早計に、しかも住民になんの説明もない状態で決めるなどありえません。その後の経緯も含め、「議員の議決は重いのです」という言葉は、申し訳ありませんが、そっくりそのままお戻しします。

 そして、他の会派(私の会派です)のことに言及されていますが、”This is not your buisness”。それを言うならご自分たちだって、胸に覚えはあるのではありませんか。まあ、私には関わりないことですが。

 「やっとこぎつけた住民説明会」もあまりに勘違い発言ですよ。あの”怒涛”の会場にいた方ならどなたもご承知のことです。11月、12月の住民説明会開催が、10月のタウンミーティングの不調から発して、住民が会場で、直接市長に要望して約束されたものであることを。議員のお手柄など、とんでもないことです。
 
 他にもいくつか指摘したい部分はありますが、ここではここまでに止めます。3月議会の一般質問で、私は香日向小問題について公けに質問をいたしました。それらについてはブログにも書きましたが、近日、チラシにしてお伝えできればと考えております。

 最近感じることは、市長の裁量権、決裁権の前に、行政職員がいかに無力であるかということです。いろいろな職員と話していて、「最後は市長決裁ですから」という職員の悲痛な叫びを暗に感じることがあります。市長決裁の次に重いのは議会の議決です。香日向小学校問題に限らず、二元代表制の一翼を担う議員のジャッジ(監視機能)の重さを痛感せざるをえません。