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全員協議会:市の「議会連絡報告事項」より
先日の全員協議会で、市から10件もの連絡報告がなされました。市政の最新情報として、主なものを皆さまにお知らせいたします。
1.市民生活部関連
①「屋根貸し太陽光発電事業のパイロット(試験)的実施
担当部長:「太陽光パネル148枚を第2庁舎屋上に事業者が設置する。年間発電量約4万kWhで、一般家庭8.5世帯分の年間使用料に相当する。売電収入は事業者に。幸手市は屋上の使用料として年間約36,945円、20年で約738,900円の収入を見込む。
入札は「総合評価方式」を採用。事業者からは、使用料以外の公共貢献として災害時の非常電源の設置や移動型蓄電池の設置が提案されている」
国による固定価格買い取り制度が支えとなって、日本全国で新エネルギーの活用が広がっています。私も公共財産の有効利用の一環として、一般質問などで導入に向けた検討をするよう提案した経緯があります。そしてついに、財産(屋根)の有効利用の観点から、試験的に屋根貸し事業が実施されることになったものです。「パイロット的」とは試験的にやってみるということです。
昨日、さらに詳しく担当課に尋ねました。
担当職員によると、「屋根貸しは全国的にもまだ始まったばかりの事業で、20年という長期契約のメリット、デメリットも検証されていない状況。また、今後、買取単価が是正される可能性など、施策が不安定な面も勘案し、今回は「実験的実施」とした。また、設置、撤去にかかる費用は事業者負担となる契約である。期間中、屋根を貸せない事態が発生した場合の補償等については、これから結ぶ協定書に書き込むことになる。協定書は6月中に締結したい」ということでした。
太陽光発電事業の最大の課題はパネルの”撤去・廃棄”だと言われていますし、私も心配しているところです。20年後、パネル等がまだ利用できる状態であった場合、市が譲渡を受ける選択肢もあるようですが、将来の幸手市民に不利益が発生しないよう、十分な協議を期待したいと思います。
以下は説明概要の内容の一部です。関心のある方はご覧ください。
(概要説明資料より)
設置する公共施設 幸手市役所第2庁舎屋上
設置する事業者 株)グッドエナジー(さいたま市)
事業期間 平成26年9月25日から20年
設置工事期間 平成26年7月25日~26年9月24日
撤去工事期間 平成46年10月21日~47年2月1日
使用面積 約246.3㎡
太陽光発電の最大出力 250W/h・枚 パネル148枚
年間発電量 約39.960kWh
行政財産使用料 約246.3㎡×150円/㎡=約36,945円