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2040年問題検討会議

2014.06.07

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今回の一般質問を振り返って~総論として~

 前回のブログにも書きましたが、日本全体が大人口減少時代を迎えています。そして、様々な機関から財政や人口減少の将来予測が出る度に、ワーストランキングに名前の挙がる幸手市の状況について、市民の皆さまから「幸手市は大丈夫か」というご心配の声が多く私にも届いております。

 3月議会、今年度予算審議で私が危機感として強く感じた「当初予算の総花感」の”正体”を見極めること。これを議員活動の喫緊の命題として日々、問題意識を持って活動をしておりますが、今回の質問項目はそんな活動の中から、皆さまのご心配、今後の自治体間競争に負けず幸手市が「選ばれるまち」となるための課題をピック・アップしたつもりです。質問項目と質問の狙いは5/24付けのブログでお伝えしていますが、1つ、今回の私の質問に対する執行部の答弁で大きな”収穫”であったことをお伝えします。

 「2040年問題検討会議を立ち上げた」。4項目目の人口減少問題に関する副市長の答弁の中で発せられた言葉です。2040年問題検討会議とは?
再質問で明らかになったのは、この検討会議は「人口問題を特化して分析していく場として、庁内の部長級会議の中に、設置するもの」のようです。今般の危機感を持たざるを得ない現況に対応するため、先月、5月に立ち上げた、1回の会議が持たれたということ。
 人口減少問題において、市の幹部が現状をどのように分析し、今後、解決策をどのように施策化していくのか。もう少し早い時期に欲しかった…、との思いもありますが、まずはこのような仕組みができたことは大いに評価するものです。
 市の意思決定の最高峰である幹部級会議の取り組みが明らかにされたことは、香日向小学校問題然り、これまで分かりにくかった市の意思決定の過程や、市長の責任が見えやすくなった(=問いやすくなった)ということで、たいへん意義深いと考えます。執行機関の中枢に置かれたこの会議が危機感を持って運営されることを期待したいと思います。

 この会議の動向を追うことは、私にとっても「当初予算の総花感」の研究にも大いに役立ちそうです。これからもこの会議を注視していきたいと考えます。