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政務活動費 一考

2014.07.06

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久しぶりの書き込み、政務調査費一考

 このところ、ブログ更新が滞って申し訳ございません。毎日、訪れてくださる皆さま、本当に有難うございました。父母の様子を見に帰省をしておりました。その間、関西では県議会議員の政務活動費に関する疑義が新聞やテレビを賑わしておりました。思うところをブログ再開の第一弾として書いてみたいと思います。

 私の帰省中、3年間で345回の日帰り出張を繰り返し、領収書なしで「切符代」として政務活動費が約780万円支払われていた兵庫県議の会見が何度も報じられていました。関東や全国でも報道されていましたか。
 会見の号泣振りなどあまりの有様に唖然とするとともに、出張目的も曖昧なまま政務活動費が支出されていたことにも「なんで?」との疑念を感じます。この県議は現在1期目。大阪府立高校から関西大の法学部に進み、兵庫県川西市の職員を経て、23年4月の県議会選で初当選したという経歴の持ち主。

 また、大阪維新の会の府議が、閉鎖HP運営費として親族の男性に対し政務活動費から262万円を支払っていたということもありました。相場より高い管理料が問題とされていますが、府議は「正当な対価だ」としているようです。こちらは池田市議を4期務め、23年4月に付議に初当選。

 もう1つ。これは政務活動費ではありませんが、日本維新の会の衆院議員が代表を務める政党支部が24年の衆院選挙前に堺市の自治会から50万円の政治献金を受け取っていたことが問題になっていました。政治資金規正法には自治会からの献金を禁じる規定はないが、市は「自治会は公共性は高く、好ましくない」との見解を示し、議員も「返却したい」としているとのこと。
 3者とも、47,48,46歳という年齢というのがちょっと気になります。

 また、私が不在中に届いていた7月4日付けの朝日新聞には、戸田市議のオーストラリア視察の旅費等約239万円に対して、「実態は観光」とする市民団体が返還を求める住民監査請求を申し立てた記事が載っていました。視察の参加者は5人。姉妹都市であるリバプール市との交流が目的だったが、行程は旅行者への丸投げだったということ。住民監査請求の代表者は「極めて不当」としていますが、さて、どのような監査結果となるのか。

 私たち幸手市議も年間12万円の政務調査費を戴いています。市民の皆さまに疑義を与えないよう、しっかりと活動しなければと思います。私は、「広報費」として会派の議会報告費に使わせていただいております。