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先日から気になっていた工事2件が再不調
今朝のブログの第2弾です。
先月、入札不調になり、再入札に掛けられていた公共工事が再び不調になっているようです。1件は幸手中学校校舎トイレ改修工事、もう1件は旧香日向小学校の市民スペース改築工事です。ともに応札がなかったということです。
職員にいろいろ聞いてみました。それによると、今、入札不調で困難に陥っているのは幸手市だけでなく、どこの自治体でも同じ状況が見られる。道路橋の改修工事など土木工事よりも、建築関係が難しい。特に学校関係の工事が夏休みに集中するため、夏季の工事の発注が計画通りにいかない。
今後の対策を訊ねると、入札不成立のままにはできない。今後、調整をするが、随意契約となるか、他の方法があるか…今後検討。ただ、昨年10月に予算化した工事予算では、今の単価に対応できない。予算オーバーになった場合は補正予算で議会に諮る、ということでした。
今は人手不足の影響もあり、受託者(事業者)の方が強気。国交省や県が単価を上げても追いついていないということ。何が何でも行わないとならない工事だと見て、足元を見られないよう努力をお願いましたが、現場は大変です。
ちなみに、最低限度価格の事前公表については、国交省がメリットとしている「職員への金額の聞きこみ回避」のメリットのほうがデメリットより大きいという職員も。悪い事例の防除に役だっているような口ぶりでした。もう1人の職員はそのような経験はなく、最低限度価格の公表・非公表は入札制度の中での影響はあまりないのでは、との見解でした。
それにしても、幸手中学校の校舎のトイレは老朽化が進んでおり、改修が待たれる状況であり、香日向小学校は図書館分室を心待ちにしている人もいる大事な工事です。最小限の遅延で済むよう、工事の入札状況を最後まで見届けたいと思っています。