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入札不調の書き込みにメールをいただきました
「誰かご教示を」と言っていた入札に関する書き込みにメールをいただきました。
「1円入札」についての内容でした。受注者には受注者の思惑がありということなんですね。本体工事が取りたいとなると、設計で「1円入札」をする。違法でない限り、競争入札のルール上、おかしいなと思っても発注者はその業者と契約するしかない。そんなことがあって、その後、「最低制限価格」が設定されるようになったとの内容でした。
歴史を知るって面白いですね。当時の時代の息吹やせめぎ合う人たちの体温を感じるとても興味深いお話しです。そして、最後に「予定価格すれすれの価格を最低制限価格として示すのは、最低制限価格の主旨を理解していないのではないか」との苦言もいただきました。「最低制限価格はこれ以上安くしたら品質を保障できるはずがないという価格にすべきだ」とも。とても示唆に富んだお考えですよね。
今日は用事があって市役所に行ったので契約担当課に寄り、入札について談話してきたばかりでした。1度目で不調になり、2度目で落札された「上高野小学校大規模改修工事」は、一般競争入札(電子入札)で、「応札が2社以上ないと開札しない」というルールに従って1度目は開札せず。これは大くくりでは入札不調ですが、入札不調とは言わずなんとかというそうで・・・(4文字、忘れました)。そして、再入札で結局10%増しの最低制限価格を設定し落札されたというものでしたが、よくよく考えてみると、開札されなかった金額の方が2度目より低かった可能性はあったということなんですよね。
ところが、ルールを厳格に適用するとこういうことも含まれてくる。いやー、難しいものです。
担当職員には、「大変でしょうが、発注者である市が主体的な入札を行えるよう、入札の仕組みに知恵を絞っていきましょうね」とエールとも言えないお願いをしてきました。今日、いただいたメールのご示唆を肝に銘じ、これからもいろいろな観点で入札の「勉強」をし、幸手市にも機会を見て提言したいと思います。
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