2014.09.30
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今日の埼玉新聞より気になる記事を5連発で
今日の埼玉新聞の2面、私が関心を持つ記事が5つ。皆さまはどのようにお感じになるでしょうか。
①秩父市 新庁舎建設 再入札へ 事業費65億円で提案
秩父市は、入札の不調で着工延期となっていた新庁舎と市民会館の建設について、約7億円増額した約65億円の総事業費で再入札を行うと発表した。新庁舎は鉄筋4階建て約1万㎡。2月には総事業費を約58億円と見込んで算定していたが、5月の入札で人件費や建設資材の高騰などの影響を受け、3回にわたって不調に終わっていた。
久喜邦康市長は「消費増税や合併特例債の期限、物価上昇の鈍化もあり、庁舎と市民会館は必要だとの民意を受けて判断した。市民負担をどれだけ減らせるかを考え、危機管理能力を備えた庁舎建設を進めたい」と話した。事業費は約7億円増となるが、補助金の活用により市の実質負担額は今年2月の概算での約38.5億円と比べて約4.7億円の減額となった。
というもの。
驚きは、秩父市は合併特例債と国の補助の有効活用で、事業費が7億円増でありながら、実質負担額が約4.7億円減となったという点です。合併特例債は合併した自治体への特例であり、秩父市では2020年度末までの特例債を約8億円増額し、国交省の都市再生整備計画事業補助金を約8.4億円充実させ、特例債と約6億円の補助金の増額により、実質負担額は約33億8千万円になったというのですが、入札不調で総事業費が増額したのに市の負担額が減った。それも約5億円も。これは職員の頑張りか、制度の恩恵か。
幸手市も今後、庁舎の耐震化及び建て替えは避けられませんが、こんな「ウマイ」話、幸手市でもアリなのでしょうか…?