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寄附者に新米111袋発送
本日の埼玉新聞より。幸手市で7年目となったふるさと納税。幸手市の記念品「新米」は人気が高く、寄附件数は年々増え続け、昨年度は過去最高の2067件、約2550万円が集まったという、大変有難い記事です。
まず、ふるさと納税とは、都道府県・市区町村に対する寄附金のうち、2000円を超える部分について、一定限度額まで、原則として所得税と合わせて全額が控除される、個人住民税の寄付金税制のことを言います。
また、この制度ではとても贅沢な記念品(返礼)をいただけるのも魅力の1つですよね。これはこの制度が地場産業の活性化を担う側面(地方への所得移転)を持ち、全国の自治体間で”激しい”競い合いが行われていることに由来します。
先ほどの新聞報道の続きを読むと、幸手市は今年度、すでに9月末時点で、前年度比1132件増の3199件約3240万円のご寄附をいただいているということ。米の収穫時に合わせてか、9月後半から寄附の申し込みが再び増えているようです。そこで市では、今年はさらにたくさんの新米を確保してご寄附にお応えできるよう準備。ただ、それでも足りない時は、「配送は遅れてしまうが来年の新米で対応していく」ことになるということのようです。
さて、この税制。私は使ったことはありませんが、身内に利用している者がおりまして、その話も交えて話しを続けたいと思います。わが身内は「米」を記念品とする幾つかの自治体を「ハシゴ」し、幸手市には今年の1月に寄附をしたそうです。
ところが先にも書きましたように、幸手市は「新米」に拘って配送しているため、1月を過ぎると前年のお米は送らず、その年の秋の収穫まで待っていただくシステムになっています。結果、わが身内はお米の配送が1年の「お預け」になってしまいました。そんな気の長い話では面倒がられるのではと思いきや、実は、寄附後の市の「レスポンス」が早く、「その対応がよかった」ことに満足。秋にお米が届くのを楽しみにしていると言っておりました。
寄附をしてもなかなかレスが届かない自治体にはがっかりするとも言ってました。市の職員に聞いてみると「以前からの伝統を受け継ぎ、ご寄附をいただいた方には即日レスを励行している」とのことでした。丁寧な仕事って、気持ちが伝わりますよね~。
そうそう、以前、市議会である議員から「コメ以外の記念品は考えないのか」という質問がありました。それに対して、当時の課長が「コメ一本でいく」と高らかに答弁したのを私は好感を持って支持しています。”米処幸手”としてはブレずに「米」。しかも「新米発送」に拘ってご寄附者に応えてほしいと思いますね。
さて、今年の発送作業第一弾は、新米「特選 幸手のコシヒカリ」1袋13.5㌔を111袋。前日に精米し、JAみずほ本店から配送したということ。今年ご寄附をいただいた方の中にもう、お手元に届いた方もいらっしゃるでしょうか。そして、わが身内にも届いているかな。
「ふるさと納税」については市のHPでも情報発信していますので是非、ご覧ください。ご寄附者の皆さま、本当に有難うございます。