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二人目を産んだら上の子は保育園から追い出される?所沢市の新制度に怒りの声
6月16日のブログで、育休で上の子が保育園を退園しても、元の保育園に戻れる制度をつくった所沢市の事例をご紹介しました。
それについて、このブログの読者の方から反響がありましたので、お知らせしたいと思います。この読者の方は幸手市の方ではありませんが、今、まさに「育休中」の子育てワークングマザー(WM)です。
今、認可外保育所に上のお子さんを預けながら、5か月になる下のお子さんを育てておられ、来年4月の職場復帰のために、下の子の保育園探しをしている中で、私のブログにヒットしたということでした。
所沢市のケースを調べていると、どうも世間的には受け止め方のトーンが違うとのご意見です。ご意見の中でご紹介いただいた情報を見ると、上記の表題「二人目を産んだら上の子は保育園から追い出される?所沢市の新制度に怒りの声」の書き込みには76万もの”いいね!”が。関心の高さがうかがえます。
下の子の誕生で退園した保育園に”戻れる”という利点以前に、”下の子ができて上の子が保育園から追い出される”ということが子育てWMにとって深刻な問題であるということなのです。
今回、所沢市で退園対象となるのは0~2歳児で、3~5歳児は継続して通うことができますが、来年以降は退園対象を拡大することも示唆していることに怒りの声が上がっているということです。
幸手市の制度は、「上の子が3歳児クラス以上の場合は、子どもたちの人間関係が途切れないよう継続して通所させることができますが、3歳未満の場合は親子の絆を構築する時期であることを鑑み、退所となっています」(担当課)であることは前回お知らせいたしました。これは至ってナショナル・ミニマムな制度運用です。
私は、退園しても、上の子が同じ園に”戻れる”というのは親御さんにとって安心材料では、と考えたのですが、問題はそこではなかったのですね。さらに、退園させられる親御さんからは、「子ども同士のコミュニケーションをなめんなぁ。働きながら子どもを育てるってことをなめんなぁ」との激しい意見も。
今回、ご意見をいただいたことで、所沢市のケースは、これまで国の「ナショナル・ミニマム」以上の仕事をやってきた自治体が、何らかの事情で、市独自のサービスの見直しを迫られた結果、と見ることもできることが分かりました。
幸手市の場合は、すでに2歳児は退園となっている中で、元の保育園に戻るためのポイント加算は、保育サービスの向上になるのか、どうか。子育て家庭の事情、待機児童との関係、更に財源や国のしくみも併せてしっかりと研究しなければならないテーマであることを再認識した次第です。
ご意見をいただいた他市の子育てWMさん。ありがとうございました。子育てもお仕事もで毎日大変でしょうが、頑張ってくださいね。
さて、皆さまはいかがお考えでしょうか。