![]()
地域を知ろう第1回勉強会 ~香日向の”水”事情を知ろう~
昨日の午後、前回のブログでお伝えしていました地域の勉強会を開催。私を含め14名が集合し、”香日向を流れる水”をテーマとして研究されているTERAUTI氏(香日向在住)のお話しを聞きました。地域を知ることは私たちの生活を知ることにつながるということを再認識する有意義な勉強会でありました。
近年、集中豪雨や台風の大型化など、短時間に大量の雨が降ることが多くなりました。幸手市は各種施策によって改善してきたとは言え、豪雨時には市内各所に道路冠水や浸水などが見られるなど、治水に関してはまだまだ整備・改善が必要であるのが現状です。ここ香日向においても過去の大型台風や集中豪雨時に大中落が越水したり、地内の道路が一面に冠水するなどの被害が出ています。
冠水の発生には、地内の地形や土地の構造に起因する排水問題と、外部からの流入という2つのパターンが考えられます。対策を立てるためには原因究明が不可欠であり、原因を究明するといろいろな要因が複雑に絡み合っていることを知るワケですが、その複雑な問題を研究し、大中落の流量調節で香日向地区の水害対策と幸手市内の冠水対策の両方が解決するような対策を考案できないものか、というのがTERAUCHI氏の研究テーマです。
いろいろな仮説を含め、2時間半に及ぶお話しで、「治水対策で安心安全な幸手市を」という氏の強い思いを参加したメンバー全員が共有。治水対策を身近な問題として再認識した次第です。さて、この会の今後の活動として、今回共通理解した地域の”水”事情や課題をメンバーそれぞれが更に研究し、次回の勉強会で成果を発表していくことに。
問題意識や課題解決を誰かに丸投げするのではなく、”当事者・市民”として、自分自身が勉強したり研究したりする。それを仲間と共有して、更にステップアップしていく。このようなスタイルの勉強会は初めての試みでありましたが、2時間半があっと言う間に過ぎるほど楽しいひと時でした。
地域にはいろいろなテーマに関して考えたり、研究したりしている方は多くいらっしゃるのではないかと思います。「地域を知ろう」を合言葉に、今後もいろいろなテーマで地域の皆さまと、いつでも誰でも参加できる気軽な勉強会として継続していければいいなと感じました。
ご参集の皆さま、お疲れ様でした。
♥今も雨が降っています。昨日の新聞では、梅雨前線が停滞し、日本各地で異変が起きていると。3日には千葉市で午前中に1時間に40ミリを超すバケツをひっくり返したような激しい雨が降り、冠水被害につながったということ。梅雨が長引く可能性もあるという予報もあり、大きな被害がでないことを祈るばかり。
いや、祈っているだけでは何も変わらない。警戒を怠ることなく、治水対策は迅速に。とにもかくにも市民の生命と財産を守るのは自治体の重要な役割です。