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台風被害に考える

2015.09.14

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台風一過、幸手市の被害状況に考える

 台風18号の幸手市の新たな被害状況(11日、午前9時現在)についての市の再度報告より。

 前回の報告では、床下浸水は「多数」とされておりましたが、今回の報告では建物被害は、倒壊建物1棟、床上浸水17棟、床下浸水380棟とのことでありました。
 
 昨日、今日、私は被害地域の知人宅に被害状況の聞き取りに伺いました。「市の職員がよくしてくれた」との感想と、皆さん、ご自分が被害に遭われながらも「もっとひどいところもあったから…」と半分ため息をつきながら、半分は自分に言い聞かせるように被害を語ってくださいました。現場対応の職員が頑張っていたのは私も知っていたので、嬉しい気持ちになりましたが、職員が大雨のごとに出動しなくていいまちづくりを真剣に考えていかなければなりません。

 昨日から今日にかけ、いろいろな資料をネットで検索し、地図を睨みながら真剣に考えました。水害のメカニズムを解明し、県や国に任せるのではなく、幸手市自身が今まで以上に積極的に、他の機関、団体に働き掛けていかなければならない局面ではないかと。低地で高低差もなく、水害が起きやすいという幸手市の条件をいかに克服するか。「まちづくり」の大きな課題です。

 そして、実はです。今回の台風で、わが幸手市議会の議場横にある廊下で、突如、じゃじゃモレのひどい雨漏りが発生し、濡れた天井板が数分ではがれ落ちるという”事件”も起きました。てんやわんやでした。雨漏りだけでなく、耐震化という緊急性を問われる市庁舎の改修等計画について、現市政は未だに推進方針も示していません。庁舎問題は、熟議が必要な問題です。 
 市政の重点施策を、市民の生命と安全を守る政策に優先シフトすべきでは。しかし、香日向小学校跡地利用や駅舎整備のような拙速なことの進め方はNGです。そのためにも議会への早めの投げかけをいただきたいものです。

 やりたいこと、やらねばならないことが山積する中、まずはしっかりと生活インフラの整備に知恵と汗と財源を集中させること。これが先決ではないでしょうか。今回のような被害が改善されないまま、例えば駅舎が整備されても、「駅は立派になったが人はいなくなった」となりかねない危惧を禁じ得ません。リーダーの先見性、時代を読む力は重要です。

 台風18号は、「60年に1度」とも言われるようですが、これからの自然災害は更に威力を増すことは間違いないでしょう。今回の被害を教訓として考えるなら、総花的な市政運営を整理整頓し、「市民が安心して住める幸手市」を確立することが先決と考えますが、皆さまはいかがでしょうか。