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いよ~っ!道後温泉

2016.02.07

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やはりリーダーの戦略性・先見性か

 昨日、NHKの番組で道後温泉本館を取り上げていたのをご覧になりましたか?案内の方が、当時の町長のことをさかんに「戦略的町長。戦略的町長」と繰り返しておられましたが、やはりまちづくりはリーダーの先見性と戦略性があって「なんぼ」ですよ。

 さて、道後温泉本館は100年経っても日本一の温泉であることを目して当時の町長が戦略を巡らせて作ったとの話でしたね。もちろん、何をやるにも必ず賛成・反対があるのは世の常、人の常。そのなかを進んでいくために政治があり、リーダーの存在如何で未来が変わるということを証明する1つの事例と感じました。
 当時も賛成、反対はあったと。そのなかで資金集めがなんとも「自立」していて、賛成者には寄附者になってもらい、そのお礼として「終身入湯券」を発行するというのもすごくしゃれていて発想がすごいです。その当時の「入湯券」が現在にも生きていて「毎日入りに行ってます」とおっしゃる地元の方の誇らしげな顔が、観光客だけでなく、地元に愛され続ける施設であることを物語っているのかな、と。
 建設費は15億円也。現在の価値か当時の価値かを聞きそびれましたが、現在の価値としても相当な費用です。これを寄付で賄ったというのですからすごいですね。

 今、幸手市は「幸手市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定中です。しかし、残念ながら、本当に「戦略」なのか、との思いです。一体幸手市が何を目指しているのかが見えないのです。期待が高すぎるのでしょうか。でも、「この道を進めば何かが変わる」。そんな予感を感じさせる戦略(指標)がほしいではありませんか。 
 私たち議員には意見をいう機会が与えられているとお伝えしました。意見をいうからには責任ある発言をしなければなりません。今、一生懸命、幸手市の「お宝」の生かし方を研究中です。このブログを見てくださる皆さまにもアイディアやこんなことはどう、というご意見をお寄せいただければ有難いです。

 道後温泉の創生者にあやかるような「あでやかな戦略」が作りたいではありませんか。東京そして政令市を始め、大小自治体約1700団体がしのぎを削るこれからの4年間。本気で地域のお宝を発掘し、活かす発想と気概が必要です。

 再三で恐縮ですが、市民の皆さまの声は絶大です。私も今回の戦略素案に対する意見書を提出するに際し、幾人かのいろいろなお立場の市民の皆さまにもご意見を伺いましたが、到底足りていません。是非是非、パブリック・コメントをお出しください。ここ一番の大勝負。みんなでいっしょに幸手市の「戦略」を砥いでいきましょう!!