記事一覧

県道幸手境線バイパス 完成まで後4年(予定)

2016.07.15

アイコン

埼玉幸手・茨城五霞両県を繋ぐ道路整備促進期成同盟会 平成28年度総会に建設経済常任委員長として出席

 先日13日、五霞町役場にて開催された上記総会に、建設経済常任委員長として出席。

 本期成同盟会とは、両市町首長を正副会長として、現県道の幸手・境線の渋滞緩和や生活道路への車の流入防止等を目的に、県境に架かる新橋及び両市町を繋ぐ一般県道『幸手境線バイパス』(都市計画道路幸手・五霞線及び土与部・小福田線)の早期整備を要望する会です。
 総会は毎年開催され、昨年も建設経済常任委員長として私が出席。更に、昨年は8月に決議された要望書の陳情に同行(茨城県庁)させていただきました。要望活動は平成14年から開始され、各年で両県庁を交互に訪問。今年は8月に埼玉県庁を訪ねる予定です。

 さて、県道幸手境線バイパスは、現道の一部を新設しバイパス化するもので、起点の幸手市東4丁目地先と、終点の茨城県猿島郡五霞町土与部地先を結ぶ幹線道路です。国道4号線などの広域幹線道路を補完し、広域道路ネットワークを形成する都市幹線道路として位置づけられています。幸手市側は権現堂方面から割烹『渡辺や』前につながる道です。
 幸手市では昭和57年、五霞町では昭和48年に都市計画決定され、整備区間は幸手市側が4,140m、五霞町側が3,060m。事業主体は埼玉県・茨城県で、用地買収・工事を実施。現在の道路の未整備区画は、埼玉県側は950m、茨城県側は875mを残すのみ。中川に架かる新橋は埼玉県が施工し、茨城県が負担金を支払うという方式で工事が進められます。
 
 総会では、今年5月10日、埼玉県杉戸県土整備事務所、茨城県堺工事事務所により『県道幸手境線バイパス(仮称)新上船渡橋橋りょう整備工事に関する基本協定書』が締結され、工事請負業者の選定(入札)が済んだこと、埼玉県が平成32年の開通(予定)に向けて行う架橋工事の内容等が報告され、長年この陳情を続けてこられた五霞町長に安堵の笑顔が。

■橋りょう工事予定(全長100m・橋脚2基)
 平成28年度  『県道幸手境線バイパス(仮称)新上船渡橋
           橋りょう整備工事に関する基本協定書』締結
         橋脚工事着工(秋口より)
 平成32年度  開通
■費用
 総額      13.6億円 (両県按分 各6.8億円)
         国庫補助あり (国45:県55予定)
■請負業者    島田建設工業(川口市)

つくづく、要望活動とは地道な活動であることを感じます。